地域景観チーム


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「北の道ナビ」にて提供している峠の道路や気象状況をカーナビゲーションへ配信する実験について

(2008年10月10日)

 この度、独立行政法人 土木研究所 寒地土木研究所が運営している、北海道の道路情報総合案内サイト「北の道ナビ(http://n-rd.jp/)」が提供する峠の道路や気象状況(峠情報)を、日産自動車(株)のカーナビゲーション「カーウイングス」(http://www.nissan-carwings.com/)」へ配信する実験を11月1日から行います。これは、当所と日産自動車(株)が行っている共同研究「車載情報機器による道路関連情報の高度活用に関する研究」の一環として、カーナビゲーションにてドライバーに提供する情報コンテンツのニーズ、表現方法、通信方法、利用方法を検証するために行うものです。

 現在、"峠情報"は、北海道開発局が提供する静止画像や気象情報などの道路管理情報に加え、寒地土木研究所の独自情報と合わせて、「北の道ナビ」のコンテンツとしてインターネットや携帯電話にて提供しております。
 実験では、日勝峠や中山峠など北海道内12の峠情報の主な項目を、当研究所で策定した道路用Web記述言語RWML形式に変換して出力し、この情報を受け取った日産自動車のサーバがカーウイングス用のデータとして変換してドライバーへ配信します。この情報は、音声でも読み上げられ、峠のカメラ画像とともに、カーナビ独自の情報チャンネルを通じて提供されます。
 この実験により、カーウイングス利用者は自動車にいながらの現在位置にあわせて近くにある峠の道路や気象状況を静止画像などで確認することができるようになります。これにより、走行条件の厳しい峠越えの安全な走行に寄与することが期待されます。

 本実験は、一部の実験車両ではなく、全てのカーウイングス利用者が利用することができます。

実験について、提供する情報や詳しい内容についてのお問い合わせは、以下までご連絡下さい。

(独)土木研究所寒地土木研究所 雪氷チーム・地域景観ユニット
「北の道ナビ」担当まで


参考:日産自動車 NISSAN PRESS RELEASE



図 配信実験のイメージ
▲配信実験のイメージ

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