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「平成23年度道路防災講演会」にて講演しました。(2011.8.29)
(2011年09月05日)
平成23年8月29日(月)、札幌市のホテルポールスターにて平成23年度道路防災講演会が開催され、地域景観ユニットの松田総括主任研究員が「道の駅の防災機能と平常時の魅力について考える」と題して約1時間講演しました。
講演では、最初に道の駅の目的や役割、現状の他、近年社会的ニーズの高まっている道の駅の防災拠点化について、その経緯やその整備イメージなどについて説明した後、東日本大震災による宮城・岩手県を中心とした道の駅の被災状況や地域支援状況、現地での課題等について述べました。
さらに、道の駅の空間の魅力や快適性が北海道の重要な産業であるドライブ観光や道の駅の経営に影響する点などをデータで示した上で、道の駅の防災拠点化における問題点として、防災施設が平常時の魅力を低下させている事例などを報告。防災拠点化によって平常時の魅力が損なわれることは、道の駅の機能向上とは言えないこと。そのため平常時に利用しやすく魅力的な施設や環境づくりが、結果的に災害時においても防災拠点として有効に活用できることを震災被害調査での事例と絡めて説明しました。
この講演会には関係する土木技術者や行政関係者の他、一般市民なども含め400名以上の方々が参加され、大変盛況でした。
講演会プログラム
平成23年度道路防災講演会(市民防災講座)
日時:平成23年8月29日(月) 13:30-16:00
開催場所:ホテル・ポールスター札幌2Fホール(札幌市)
基調講演:東日本大震災に学ぶ・・・・渡辺 実
(防災・危機管理ジャーナリスト、(株)まちづくり計画研究所代表取締役)
話題提供:道の駅の防災機能と平常時の魅力について考える・・・・松田 泰明
講演会プログラムはこちら
→ 講演プログラム(PDF)
▲講演会場の様子 | ▲松田総括主任研究員の講演の様子 |
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