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キルギス共和国の「道の駅」セミナーで講師と技術指導を行いました。（2019.2.4-2.7）

（2019年02月18日）

　2月4日～2月7日の4日間、国際協力機構(JICA)の「キルギス国における道路付帯施設に関する調査団」に、松田総括主任研究員と岩田研究員が参加し、セミナー講師やパネル・ディスカッションでのアドバイザー、現地での技術指導などを行いました。
　本調査団は、今後のキルギスにおける日本の「道の駅」をモデルとした道路沿線地域の開発の導入に向け、キルギス道路運輸省が主催するセミナーでの講演やパネル・ディスカッションでの講師、並びに現地調査やヒアリング、キルギスの運輸道路省・経済省・文化情報観光省やＮＧＯなどの幹部及び実務者による意見交換を行うことなどを目的として派遣されました。日本からの調査団には、寒地土木研究所地域景観ユニットの二名のほか、シーニックバイウェイに詳しい北海道開発技術センターの専門家二名も参加しました。
　また、セミナー後には、「道の駅」に関する日本でのこれまでの経験を踏まえたうえ、今回現地で得られた知見を基に現地政府関係者（3省庁と世界銀行、自治体、ＮＧＯ）およびJICAキルギス事務所が取り組むべきアクションプランを提案しました。
　本調査団の活動をうけて、キルギスの３省庁の実務者およびＮＧＯなどの関係者がワーキング・グループを設置し、日本の「道の駅」をモデルとした道路沿線地域の開発にむけた取り組みを進めることになりました。JICAキルギス事務所とともに寒地土木研究所としても引き続き技術支援をする予定です。 なお、本セミナーについては、テレビ局3社、新聞2社、雑誌等の取材があり、セミナーの様子やJICAキルギス事務所長、当研究所の松田総括主任研究員、及び経済省副大臣へのインタビュー内容が当日夜に全国放送され、現地の注目度や期待の高さをうかがわせた。

【キルギス共和国　道路付帯施設セミナーⅠ】
日時　2019年2月6日（水）10:00－18:00
場所　Hotel Golden Tulip Bishkek

■プログラム
１．開会の挨拶（キルギス運輸道路省）

２．キルギス国側の各機関からの発表
経済省（副大臣）
文化情報観光省（副大臣）
運輸道路省（道路局長）
ARIS(NGO)

３．セミナー 　講演①　「道の駅」による沿線地域開発 概論Ⅰ（松田総括主任研究員）
　講演②　「道の駅」による沿線地域開発 概論Ⅱ （岩田研究員）
　講演③　「道の駅」実践とキルギスの道の駅について考える（松田総括主任研究員）
　講演④　　シーニックバイウェイ北海道の取り組みと「道の駅」
（北海道開発技術センター　原文宏氏、永田泰浩氏）

４．質疑応答＆ディスカッション


【キルギス共和国　道路付帯施設セミナーⅡ】
日時　2019年2月7日（水）10:00－12:00
場所　キルギス経済省

■プログラム
１．開会の挨拶（キルギス経済省）

２．パネル・ディスカッション
　キルギス経済省の担当者をコーディネーターに経済省、文化情報観光省、ＮＧＯ、世界銀行と調査団、現地派遣専門家、ＪＩＣＡ事務所による、キルギスにおける日本の「道の駅」をモデルとした道路沿線地域の開発の導入に向けた、今後の検討課題や具体の行動プランについて意見交換を行った。

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▲01キルギスの首都ビシュケク郊外の ガソリンスタンドからの風景	▲02現地沿道休憩施設の運営予定者である 地元自治体やNGOとのヒアリング風景子
▲03「道の駅」建設予定地での現地指導	▲04沿道の休憩飲食施設の経営者へのヒアリング
▲05日本の「道の駅」モデルによる地域開発 を要請したキルギス経済省副大臣との会合	▲06キルギス文化情報観光省副大臣との会合
▲07キルギス運輸道路省副大臣及び 道路局長との会合	▲08日本の協力によるOVOP（一村一品） モデル地域における商品の制作風景
▲09日本の協力によるOVOP（一村一品） モデル地域における特産品（はちみつ）の販売	▲10セミナーでの松田総括主任研究員の講義の様子
▲11セミナーでの岩田研究員の講義の様子	▲12セミナー中に地元テレビ局から取材を 受ける松田総括主任研究員
▲13セミナー翌日に開催された 関係省庁実務担当者とのディスカッション