地域景観チーム

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中米・カリブ対象のJICA国際研修で研修リーダーと講師を務めました。(2020.11.24-12.15)

(2021年1月26日)

 11月24日(火)~12月15日(火)の約3週間、国際協力機構(JICA)北海道センターが実施する「中米統合機構加盟国向け 道の駅による道路沿線地域開発コース」の研修がオンライン形式で行われました。地域景観チームの松田上席研究員が研修全体のコースリーダーとして、カリキュラムの作成、講師の選定、オンラインコンテンツの作成、研修生の帰国後のアクションプログラムの作成指導など、研修全般にわたって技術指導を行ったほか、松田上席研究員と岩田研究員が担当講義の講師を務めました。

 この研修は、日本の「道の駅」モデルによる中米・カリブ7カ国の幹線道路沿線の地域開発手法を学ぶことを目的として、2017年から毎年開催されています。本年度は、感染症の影響によりオンラインによる遠隔授業にて行われ、エルサルバドル、ニカラグア、グアテマラ、ドミニカ共和国の各国の関連省庁、自治体、NPO等から計7名が参加しました。
 本研修では、「道の駅」をメインテーマにシーニックバイウェイや6次産業化に関する講義も行われ、オンラインのチャット機能などを活用し質疑応答やディスカッションも実施しました。また、過年度まで実施していた「道の駅」の現地視察に代えて、道内の「道の駅」を紹介するダイジェスト映像をJICAと共同で作成し、研修で活用しました。
 本研修の成果として、各研修生の帰国後のアクションプランが発表されました。今後、これらの国々では国や地方公共団体などの関係機関と連携しながら、自国への「道の駅」に関する調査や計画を行い、主には既存施設を活用しながら整備が進められる予定です。



講義会場
▲オンライン講義会場(JICA北海道)の様子
講義の様子
▲松田上席研究員の講義の様子
ディスカッション
▲研修員とのオンラインディスカッション
閉校式
▲閉校式で挨拶する松田上席研究員
集合写真
▲研修終了後の記念スクリーンショット
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