地域景観チーム

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中米・カリブ対象のJICA国際研修でコースリーダーと主任講師を務めました 。(2021.9.3-10.7)

(2021年10月18日)

 9月3日(金)~10月7日(木)の約1か月間、国際協力機構(JICA)北海道センターが実施する「中米統合機構加盟国向け 道の駅による道路沿線地域開発コース」の研修がオンライン形式で行われました。
 地域景観チームの松田上席研究員が研修全体のコースリーダー及び主任講師として、岩田研究員が講師として、カリキュラムの作成、講師の選定、オンラインコンテンツの作成、研修生の帰国後のアクションプログラムの作成指導など、研修全般にわたって技術指導を行いました。
 この研修は、日本の「道の駅」モデルによる中米・カリブ諸国の幹線道路沿線の地域開発手法を学ぶことを目的として、2017年から毎年北海道で開催されています。本年度は、コロナ感染症の影響により昨年度に引き続きOn-lineによる遠隔授業にて行われ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、ドミニカ共和国、グアテマラの各国の中央省庁や、自治体、NPO等から計12名が参加しました。
 本研修では、「道の駅」による地域開発をメインテーマに、北海道開発行政やシーニックバイウェイ、6次産業化や地域ブランディングに関する講義も行われ、オンラインのチャット機能などを活用した質疑応答や、テーマ毎のディスカッションも行いました。
 また、過年度まで実施していた「道の駅」の現地視察が行えないため、道内の「道の駅」や6次産業化の事例を紹介する7本の映像をJICAと共同で作成し、研修に活用しました(下記リンク参照)。このビデオ教材は、JICAの他の研修コースでも広く活用されることを想定しており、既に当チームも講師として協力している、中南米9カ国を対象とした地域ブランディング・コースとJICAパラグアイ事務所主催の道の駅セミナーでも活用されています。
 本研修の成果として、10月5日-6日に各研修生の帰国後のアクションプランが発表されました。今後、これらの国々では中央省庁や地方自治体などの関係機関と連携しながら、自国への「道の駅」に関する調査や計画を行い、既存施設を活用した整備などが進められる予定です。

研修で使用した道の駅を紹介するオンライン教材は、Youtubeにて公開し、以下のリンクからご覧いただけます。
【道の駅の研修動画:日本語版(JICA 北海道のYouTube チャンネル)】
 「道の駅ウトナイ湖」 https://youtu.be/HoBLMi2SFqc
 「道の駅花ロードえにわ」 https://youtu.be/L2Lef9Lp9XE
 「道の駅ライスランドふかがわ」 https://youtu.be/qqPCYvrao80
 「道の駅北欧の風道の駅とうべつ」https://youtu.be/zcj6qyPTX3g
 「道の駅あびらD51 ステーション」https://youtu.be/-k0GAh5743Y
 「道の駅くろまつない」 https://youtu.be/fBmM3ZfMZM8
 「ニセコ高橋牧場(民間施設)」 https://youtu.be/gj9x2J2VXE8

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▲松田上席研究員の講義の様子              ▲研修員とのオンラインディスカッション

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▲閉校式で挨拶する松田上席研究員            ▲研修終了後の記念スクリーンショット

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▲オンライン講義会場(JICA北海道)の様子
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