地域景観チーム

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JICAパラグアイ事務所主催セミナー「SEMINAR "ROAD STATIONS MICHI-NO-EKI"」で講師を務めました。(2021.10.12)

(2021年10月18日)

 令和3年10月12日(火)、国際協力機構(JICA)パラグアイ事務所主催の標記セミナーがオンラインで開催され、地域景観チームの松田上席研究員が研修講師を務めました。
 パラグアイでは、これまでのJICAを通じた日本の技術協力により、地場産業の振興や一村一品活動(ovop:one village one product)などが定着しつつあります。そのような中、これまで産業振興や地域開発に係るJICA本邦研修に参加した、同国ミシオネス県からの研修員やミシオネス県知事らを中心に、開発された特産品の販売拠点としての期待から「道の駅」の取り組みが進められ、現在その建設が始まっています。
 本セミナーは、このような背景のもと、今後、同国での日本の道の駅モデルによる地域開発を進めるため、道の駅に関する知見や成功方策を学ぶ目的で開催されました。
 セミナーには、観光省や農牧省、石油公社、ミシオネス県庁、協力が期待されるガソリンスタンド企業関係者のほか、JICAパラグアイ事務所スタッフなど計35名が参加しました。
 講演では、日本の「道の駅」モデルのコンセプトや制度、パラグアイでの計画や整備のポイントや課題、海外における道の駅モデルの可能性や導入事例について解説しました。なお、講演内容とプレゼン資料を事前にすべてスペイン語に翻訳のうえ、同時通訳で実施しました。
 講演後には、参加者と1時間にわたり意見交換を行い、参加者や主催の現地JICAからは、「想定以上の内容で大変有意なセミナーであった。」との感想も寄せられ、今後の継続的な協力を求められました。当チームでは、今後もJICAパラグアイ事務所における技術支援に協力する予定です。

【セミナーの概要】
日時: 2021年10月12日 8:00-10:00
(パラグアイ時間10月11日 20:00-22:00)
プログラム:
1.開会あいさつ:JICA パラグアイ事務所 Myrian Coronel
2.基調講演:「日本の道の駅モデルによる地域開発と中南米での可能性」
       松田泰明 上席研究員(1時間)
3.質疑応答:参加者からの質問への回答、パラグアイでの進め方の助言など(1時間)
4.閉会

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▲オンラインで講演を行う松田上席研究        ▲質疑応答の様子
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