地域景観チーム

Top > Information・お知らせ(一覧) > 記事

景観検討にどう取り組むか -景観予測・評価の手順と手法-【I. 基本編】と【II. BIM/CIM編】を作成しました。(2022.3.29)

(2022年3月31日)

 景観面からの検討(景観検討)は、全ての公共事業において、より良いインフラをつくるための必要不可欠な作業です。この検討にあたっては、事業完成後の対象構造物等の姿形や周囲景観などを予め知り(予測)、議論や評価を行い、その景観予測・評価の結果を適切に設計へ反映することが重要となります。そのため「国土交通省所管公共事業における景観検討の基本方針(案)」にもその必要性が示されています。
 しかし、景観検討の経験が十分でない技術者にとって、その対象や範囲、手順や手法を理解することは難しい面もあり、ポイントをふまえた適切な景観検討を取り組みにくいのが実態です。

 そこで、本書は、限られたリソースの中で少しでも景観検討に取り組み、より良いものに近づけるよう、そのポイントを示した技術資料です。【I.基本編】では、景観検討において重要となる「景観予測・評価」の基本的な手順と手法について解説しています。また、【II. BIM/CIM編】では、景観予測・評価のうち、BIM/CIMモデルの活用に特化した景観予測について解説しています。

 「国土交通省所管公共事業における景観検討の基本方針(案)」に従って行う景観検討はもちろんのこと、これに留まらず自治体等の一般的な事業などで行う景観検討にも、本書を積極的に活用して頂けると幸いです。

→ダウンロードページ
http://scenic.ceri.go.jp/manual.htm
Copyright 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所 All Rights Reserved