地域景観チーム

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基盤研究(H29〜32)

土木施設等の色彩設計に関する研究

公共空間においては土木施設等の色彩が景観や施設機能に及ぼす影響は大きく、当然、個々の土木施設には望ましい色彩が存在します。その対象は新規の土木施設のみならず、膨大な数が存在する既存土木施設の維持更新においても、色彩検討は強く求められています。

しかし、現状では公共空間における土木施設に関する色彩設計の手法について具体的なものはなく、土木技術者は施設の色彩選定に苦慮している現状です。そのため、不適切な色彩の採用による景観へのダメージだけでなく、土木施設の機能低下を招いている事例も少なくありません。

また、積雪寒冷地では積雪により景観が大きく変化するため、冬期における景観にも配慮する必要があります。さらに近年、土木施設においてコスト縮減は重要な課題であり、塗装等のコストに関する検討も求められます。

本研究では、公共空間における土木施設等について以下の@Aを行い、積雪による景観変化やコストを考慮した合理的な色彩設計方法を提案することを目的としています。

  • @ 既存の土木施設等の色彩に関する現状と課題及び色彩検討事例の整理・体系化
  • A 土木施設等の色彩と機能、環境との関係に関する評価分析

 

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