地域景観チーム

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主要研究:R4-9

景観への投資効果と整備目標の評価手法に関する研究

景観については、要求性能や目標とする性能水準、便益や効果を数値化することが現状では困難であり、このため景観形成の取組みの内容の妥当性を客観的に示すことができず、設計検討や合意形成等の際の課題となっています。

本研究では、過去の基盤研究の研究成果である「景観の効果の発現プロセスモデル」などをもとに研究を発展させ、景観形成による取組みの効果の発現を予測評価する手法の確立、景観形成による効果およびその価値を評価する手法の提案を行います。

また、実際の事業においては計画や設計の初期段階において検討・導入された景観配慮が、設計の最終段階や施工段階においてコストカットの対象となって実現されないなどのケースが見受けられます。このため、事業や工事における景観形成の目標水準を定量的に設定し、事業完了あるいは維持管理段階までマネジメントし実現する手法の開発と提案についても行います。

 

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