地域景観チーム

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基盤研究

道の駅の防災機能向上に関する研究

平成16年の新潟県中越沖地震において、道の駅が災害時に被災者支援や地域復興に大きく貢献したことから、道の駅の防災機能が注目されるようになりました。そのような中、平成23年には東日本大震災が発生し、被災者支援などへの貢献が再認識され、国土交通省の主要施策(災害に強い国土づくり)でも道の駅の防災拠点化が更に進められることとなりました。

地域景観チームでは、これまで行ってきた調査などから、防災機能のみに特化した整備は平常時の機能などを低下させてしまうおそれがあること、平常時の魅力的な施設や様々な取り組みが災害時においても被災者支援などに大きく役立ったこと等を把握しました。

これらのことから、本研究では災害リスクの体系化や現地調査などを行い、平常時の機能向上が防災機能と両立及び相乗効果を与える方法の提案を目指し調査研究を進めています。

 

東日本大震災の時には、快適な避難場所を提供するなど、被災者支援などに大きく貢献した道の駅(道の駅 津山:宮城県)

 

東日本大震災の時には、多くの方が避難し避難所として大きく貢献した。ここでは、平常時では素晴らしい景色を楽しめることが、震災時には津波の状況を確認することに活用できた(道の駅 厚岸グルメパーク:北海道)

 

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