地域景観チーム

 

このページには、当研究室が発表した報文・論文、技術資料・解説等、ニュースその他、雑誌投稿等、の各種資料を掲載しています。

 

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CONTENTS・目次

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報文・論文


【平成30年度】

[論  文]

寒地土木研究所で公表した「北海道の色彩ポイントブック」とその概要について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/橋 哲生(地域景観ユニット)

第14回景観・デザイン研究発表会 2018.12.8

●概要

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平成29年に制定された「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」では、景観に配慮した道路附属物等の色彩の考え方と、基本となる景観4色が示された。しかし、北海道の道路環境は本州以南の地域や非積雪寒冷地とは大きく特性が異なることから、道路に設置される道路附属物等の色彩に関しても、全国標準とは異なる色彩を選定する必要が考えられる。

そこで筆者らは、過去に行ってきた北海道における色彩の調査結果や、色彩サンプルを用いた被験者評価実験の結果などをもとに、平成30年6月に「北海道の色彩ポイントブック」を取りまとめた。これは、前述のような北海道独自の色彩ルールの制定に向けて、現状の課題を確認したうえで、考え方や論点を整理し、また、標準的な北海道の道路環境を想定した際に望ましいと考える色彩を試案として提案を行ったものである。

本発表では、当該「色彩ポイントブック」の記載内容およびその要点について紹介する。

[論  文]

SD法における形容詞の対極語が景観評価結果に及ぼす影響について

田宮 敬士(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/小栗ひとみ(国土交通省国土技術政策総合研究所)

第14回景観・デザイン研究発表会 2018.12.8

●概要

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空間や景観に対するイメージを評価する代表的な手法の一つにSD 法がある。この手法では、対象をイメージする形容詞とその対となる形容詞(以下、対極語という)を組合せて評価するが、意味尺度と呼ばれる評価言語としての形容詞の設定が極めて重要となる。この対極語には一般に複数の類義語が存在する場合が多く、対極語によって評価結果が変わることが指摘されており、形容詞の組合せも重要となる。

本研究では、対極語の違いが評価結果に及ぼす影響と要因を示すことを目的に、道路、河川及び公園緑地の画像を対象に対極語を変化させたSD法による実験を行った。これにより対極語の違いにより評価結果がどのように異なるかを確認し、対極語の性質(意味)が影響していることを試案として示した。

[論  文]

街路樹の景観向上機能に着目した印象評価実験について

橋 哲生(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/太田 広(地域景観ユニット)

第14回景観・デザイン研究発表会 2018.12.8

●概要

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街路樹は、景観向上機能をはじめ、交通安全機能、緑陰形成機能など、様々な機能を有しており、これらの機能が総合的に発揮される必要がある。しかし、現在植えられている街路樹には、倒伏・落枝が高い樹種や剪定頻度が多い樹種があることなどから、管理者は維持管理に苦慮しており、必要な機能を確保できていない事例が散見される。 昨今では、更新時期を迎えた樹木等を対象に樹種転換が行われており、その際には成長が遅い樹種など、樹木特性に配慮した樹種選定が行われている。

しかし、街路樹には、円錐形や卵形、不整形など、様々な樹冠の形状があるが、中心市街地や住宅地などの景域毎に景観機能を考慮して樹種選定が行われている事例は少ない。

本報告では、景観向上機能をはじめとする街路樹の効果的な機能を踏まえた樹種選定の参考とするため、樹形や景域の違いによる印象を評価するための実験を行ったので、その結果と考察を述べる。

[論  文]

木製バリアフリー歩道の開発に向けた白杖の打音に着目した舗装材の官能評価

榎本 碧(地域景観ユニット)/樋口 明彦(九州大学)/原田 大史(九州大学)/永村 景子(日本大学)/荒巻 祥大(九州大学)/羽野 暁(九州大学)

第14回景観・デザイン研究発表会 2018.12.8

●概要

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本研究は視覚障害者の車道への飛び出しを防止する改善策として、音により視覚障害者を誘導する木製バリアフリー歩道の開発を目的とする。今回、車道に使用される舗装材と木材の音の違いを明らかにするため、視覚障害者を対象とした「白杖による打音の差異」、「歩行感の差異」についての官能評価試験を行った。試験は、板厚の異なるスギ材2種類、アスファルト、コンクリート、歩道用ブロックの計5種類の舗装材を使用した試験舗装を用いて室内で実施した。全盲者31名、日常的に白杖を利用する弱視者16名を対象に試験を行った。 試験の結果、木材とアスファルトの比較では、被験者の障害歴や訓練歴によらず、「白杖による打音の差異」により舗装材の違いを認識できることが明らかになった。一方、アスファルト、コンクリート、ブロックの比較では、「白杖による打音の差異」、「歩行感の差異」のどちらでも違いが認識できない可能性が高いことが分かった。

[論  文]

良好な河川景観の創出に向けた河道内樹林伐採手法の検討

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/柏谷 和久(北海道開発局帯広開発建設部)

第14回景観・デザイン研究発表会 2018.12.8

●概要

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河道内樹林の維持管理においては、河川の流下能力阻害や巡視活動の支障を防ぐ目的で、対象地全ての樹林伐採(皆伐)が行われる事例も少なくない。一方で、皆伐は景観や生態系に与える負荷が大きいと考えられるほか、伐採後の樹木の根や株から一斉に再萌芽し繁茂する。その結果、治水や生態系、景観の各機能の持続可能性を低下させるなどの課題がある。 そのため著者らは、景観や生態系に与える負荷を減じ、良好な樹林環境への更新を目指すための河道内樹林伐採手法について研究を進めてきた。

本発表では、樹林景観に関する既往研究から「樹高・樹齢・樹種」「樹木の間隔・立木密度」「林床の被度・草丈」「視点場」に関する指標と知見を抽出し、良好な河川景観の創出に向けた河道内樹林伐採手法を検討した。

[論  文]

滝の上発電所

榎本 碧(地域景観ユニット)

土木学会誌見どころ土木遺産 2018.12.1

●概要

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夕張に千鳥ヶ滝という景勝地がある。アイヌ語で「カムイソウ」と呼ばれた。「カムイ」とは人の力の及ばない、様々な恩恵や災厄をもたらす存在を表し、地名であれば難所を示すことが多く、「ソウ」は滝を意味する。開拓使に招聘された米国人技師ライマンは、明治7(1874)年、炭鉱開発のための地質調査の過程で夕張川を遡上し、川辺に石炭転石を発見したことで大石炭層・夕張炭鉱の存在を予見したが、千鳥ヶ滝付近の急峻に阻まれ、上流の調査を断念したと言われる。滝の上発電所は、この千鳥ヶ滝の地形と夕張川の豊富な雪解け水を利用した石炭産業用の水力発電所である。

[論  文]

予測ツールの違いが景観検討に及ぼす影響について
−室内及び現地における被験者実験−

田宮 敬士(地域景観ユニット)/笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第58回土木計画学研究発表会・秋大会 2018.11.23

●概要

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国土交通省所管公共事業において景観検討の実施が原則化され、景観予測・評価の重要性が示されている。しかし、具体的な景観予測手法(以下、予測ツールという)の適用方法が明確に示されていない事から、現場で効果的に運用する上で課題がある。

そこで本研究では、予測ツールの違いが景観検討に及ぼす影響について検証するため、土木コンサルタントや行政の担当者らを被験者として、異なる予測ツールを用いた被験者実験を室内及び現地で実施した。

[論  文]

北海道の環境および景観に適合した道路附属物等の色彩に関する提案

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

日本都市計画学会北海道支部 平成30年度 研究発表会 2018.10.27

●概要

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(作成中)

[論  文]

日本型フットパスの観光利用の可能性

太田 広(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

日本都市計画学会北海道支部 平成30年度 研究発表会 2018.10.27

●概要

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日本では、英国のパブリック・フットパスをモデルに、各地でフットパスを整備する事業が展開されるようになり、自然環境や農村景観を生かしたフットパスが観光資源の一つとなっている。本報告では、フットパス利用者へのアンケート調査結果と、英国の類似アンケート調査結果と比較することにより、フットパス利用の実態や観光利用の可能性等を議論する。

[論  文]

海外の沿道休憩施設の事例と比較した「道の駅」の計画・設計に関する考察

松田 泰明(地域景観ユニット)/大竹 まどか(地域景観ユニット)

日本都市計画学会北海道支部 平成30年度 研究発表会 2018.10.27

●概要

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本研究では「道の駅」の計画・設計技術の向上を目的に、欧米豪の沿道施設の整備事例や関連するガイドラインなどの調査分析、さらに施設の計画・設計時の検討プロセスと検討内容に関する事例調査を行い、「道の駅」の計画・設計上の課題や参考となる知見の把握を試みた。

[論  文]

国営滝野すずらん丘陵公園におけるインバウンド観光利用の特徴と課題

太田 広(地域景観ユニット)/玉田 隆志(北海道開発局)/寺岡 伸幸(北海道開発局)

日本造園学会北海道支部大会研究・事例報告発表要旨 2018.10.13

●概要

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国営滝野すずらん丘陵公園では増加するインバウンド観光利用への対応が求められている。そこで、同公園の外国人利用者を対象に実施したアンケート調査結果をもとに、同公園におけるインバンド観光利用の実態や特徴、課題及びこれらに対応して同公園でとられている運営管理について検討し、国営公園が今後のインバウンド観光促進に寄与するための基礎的資料とした。

[論  文]

北海道における街路樹の管理と街路景観

太田 広(地域景観ユニット)/橋 哲生(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

日本造園学会北海道支部大会研究・事例報告発表要旨 2018.10.13

●概要

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近年、道路の維持管理コスト削減等により、街路樹の過度なせん定など、景観向上機能をはじめとする道路緑化機能が損なわれている例が見られる。

そこで、本報告では、北海道における道路の街路樹管理の実態や街路景観形成上の問題点を含む種々の事例を収集し、今後、緑のストックとしての街路樹の有する道路緑化機能を維持向上する上での課題を考察する。

[論  文]

公園緑地をモデルとした景観予測ツールの比較

田宮 敬士(地域景観ユニット)/笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

日本造園学会北海道支部大会研究 2018.10.13

●概要

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 国土交通省所管公共事業において景観検討の実施が原則化され、景観予測・評価の重要性が示されている。しかし、具体的な景観予測手法(予測ツール)の適用方法が明確に示さていない事から、現場で効果的に運用する上で課題がある。

本研究では,予測ツールの違いが景観検討に及ぼす影響について検証するため、土木コンサルタントや行政の担当者らを被験者として、公園緑地等をモデルとした予測ツールを用いた被験者実験を室内及び現地で実施した。

[論  文]

寒冷地域の電線類の浅層埋設実現に向けた管路内滞留水の凍結実験

大竹 まどか(寒地機械技術チーム・地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/橋 哲生(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局開発監理部開発連携推進課開発専門官)/吉田 智(北海道開発局小樽開発建設部防災対策官付防災係長)

No.782 2018.7.10

●概要

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無電柱化の推進には高額な整備コストの削減が必須であり、低コスト手法の一つとして浅層埋設手法がある。一方北海道のような寒冷地では、凍結や凍上による電力・通信線や管路の機能障害に対する安全性を考慮し、凍結深さより深い位置へ管路・ケーブルを埋設している。しかし、埋設深さの安全性が過大に見積もられている可能性もある。

そこで本研究では、管路内滞留水の凍結メカニズムや凍結による光ケーブルヘの影響の有無を確認するため、埋設管路の屈曲や満水になった状況を再現した供試体を用いた屋外暴露実験を行った。今回の実験条件においては、ケーブルを凍結深より浅く埋設する場合の問題点は生じなかった。そのため管路内滞水が凍結した場合でも、水が移動できる解放された空間がある状況下であれば、浅層埋設できる可能性があると考えられる。

[論  文]

観光振興に向けた農村自然域の無電柱化による景観向上効果の考察

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/高橋 哲生(地域景観ユニット)

第57回土木計画学研究発表会 2018.6.9

●概要

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電線共同溝事業に代表される無電柱化は、これまで市街地等を主な対象として実施されてきた。一方、特に北海道においては、雄大な景観をいかした観光周遊ルートの形成促進の観点から、農村自然域での無電柱化による景観改善の潜在的ニーズも高い。今後、電線共同溝方式以外の枠組みでの無電柱化事業推進が期待される中1)、これまで対象となりにくかった農村自然域でも無電柱化が進められる可能性は高い。

本研究では、農村自然域における無電柱化の対策手法や効果について考察を行うため、景観の効果に関する被験者実験を行った。その結果、沿道に良好な景観資源を有する農村自然域で無電柱化を実施した場合は、市街地等と比較しても特に高い景観向上効果が得られること、電線共同溝をはじめとする電線類地中化以外であっても、沿道環境に応じた手法により景観向上効果が得られることなどを示した。

[論  文]

海外の沿道休憩施設の事例からみた道の駅の計画・設計に関する考察

松田 泰明(地域景観ユニット)/大竹 まどか(地域景観ユニット)/笠間 聡(地域景観ユニット)

第57回土木計画学研究発表会 2018.6.9

●概要

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「道の駅」は、沿道の休憩施設として広く全国に整備され、今では1,000駅を超え重要な地域振興施設ともなっている。設置主体が市町村等である「道の駅」は、施設の設計自由度も高く、地域性や独自性が重視されるが、他の施設と比べて参考となる技術資料も極めて少ない。そのため、自治体や設計技術者は「道の駅」の計画や設計に苦慮し、機能や安全性、魅力が十分でない事例もみられる。他方、沿道の休憩施設は海外にも多く存在し、機能性が高く観光振興に貢献している魅力ある施設も多い。

そこで、本研究では「道の駅」の計画・設計技術の向上及びこれによる地域振興への貢献を目的に、欧米の沿道休憩施設の整備事例及びこれらに計画・設計に関連する技術資料について調査を行い、「道の駅」の計画・設計時の検討プロセスとの比較から、これらに関する有用な知見を把握した。

[論  文]

ビジョン型プランニングによる市民主体形成に関する研究
-塩田津 川と町並み夢ぷらんフォーラムを事例として-

榎本 碧(地域景観ユニット)/島谷 幸宏(九州大学大学院)/樋口 明彦(九州大学大学院)/林 博徳(九州大学大学院)

第57回土木計画学研究発表会 2018.6.9

●概要

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本研究は地域のまちづくり計画を作成する手法としてのビジョン型プランニングについて検証する.ビジョン型プランニングは、既存の行政境界や管理境界にとらわれず、ある地域の履歴や住民の昔がたりから導きだされる将来ビジョンを具体的なイメージとして示す計画づくりの一手法です。

本研究は、NPO法人塩田津町並み保存会の主催により平成27年に実施された塩田津川と町並み夢ぷらんフォーラムにおいて、塩田津の再生をテーマに住民ワークショップ形式による昔語り、夢語り、しようの提案をまとめるプロセスを経て、塩田津再生のビジョンを作成した経緯を対象にビジョン型プランニングによる市民主体形成への効用の可能性を整理する。

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【平成29年度】

[論  文]

A Case Study on Footpaths Running Through Public Space in Hokkaido

太田 広/松田 泰明/岩田 圭佑

Urban and Regional Planning Review 2018.3.12

●概要

本研究では、公共空間を活用した北海道のフットパスの実態やフットパスコースの設置、運営・維持管理上の課題を把握することを目的として、北海道の主なフットパスの資料調査及び現地調査、運営管理者へのヒアリング調査、利用者へのアンケート調査を行った。.

[論  文]

無電柱化事業における景観形成の効果発現に関する考察

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/高橋 哲生(地域景観ユニット)

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会 2018.2.20

●概要

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近年、電線類地中化の低コストな施工方法等の検討が盛んになっている。一方、限られた予算と人的余裕の中で事業対象箇所を選定するための知見が求められているが、それらの根拠となる無電柱化の事業効果に関する調査事例は乏しい.本研究では、昨年度に筆者らが報告した無電柱化の景観向上効果について事例分析を進め、どのような場所でどのように効果が発現するのかや、それらの調査手法について整理・考察した。

[論  文]

景観予測手法の違いが予測・評価結果に及ぼす影響について
−室内及び現地における景観予測実験結果をふまえて−

田宮 敬士(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会 2018.2.20

●概要

 PDFファイル

国土交通省所管公共事業において景観検討の実施が原則化され、景観予測の重要性が示されている。しかし、具体的な予測手法の適用方法が明確に示されていない事から、現場で効果的に適用する上で課題がある。そこで本研究では、土木コンサルタントや行政の担当者らを対象として、予測手法に関する印象評価実験を室内及び現地で実施した。その結果、予測手法の情報量等の違いが予測結果に影響を及ぼすことを明らかにした。

[論  文]

北海道の環境及び景観に適合した道路附属物等の色彩のあり方について
−国土交通省「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」の策定を受けて−

笠間 聡(地域景観ユニット)/橋 哲生(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会 2018.2.20

●概要

 PDFファイル

平成29年10月に公表された「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」では、道路附属物等に望ましい色彩として、新たにオフグレーを追加した4色が提示されたが、北海道の道路環境は本州以南の地域や非積雪寒冷地とは大きく特性が異なる。そこで、既存事例の分析や色彩に関する印象評価実験を通じて、北海道の道路環境特性に適合した色彩のあり方について、検討および考察を行った結果について報告する。

[論  文]

樹形・樹種の違いによる印象評価実験からみた街路樹の機能評価について
−機能と維持管理をふまえたマネジメントに向けて−

橋 哲生(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会 2018.2.20

●概要

 PDFファイル

街路樹は、景観向上機能、交通安全機能など様々な機能を有しており、これらの機能が総合的に発揮されることが必要とされる。しかし、樹木更新ができないことによる大木化や強剪定、適さない樹種が植えられていること等により、倒木や枯死を招く一因となっている。そこで、本研究では、街路樹の維持管理マネジメントの一環として、樹木更新に着目し、樹種の違いによる印象評価実験を実施したので、その結果と考察を報告する。

[論  文]

寒冷地域における電線類の浅層埋設実現に向けた考察
−光ケーブル管路内滞留水の凍結実験より−

大竹 まどか(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会 2018.2.20

●概要

 PDFファイル

電線類地中化の整備コスト削減のため全国的に埋設基準が緩和された。一方、寒冷地では管路内滞留水の凍結膨張が通信性能に支障をきたすことを懸念し、未だ地盤の凍結深より深い位置へ管路を埋設している。しかし、実際に支障が生じるのか否かは把握されていない。そこで管路内滞留水の凍結に着目した実験を行い、凍結メカニズムや凍結による通信障害の有無を検証した結果、寒冷地でも浅層埋設できる可能性があることを確認した。

[論  文]

地域の自然的環境をつなぐフットパスコース設定に関する基礎的研究

太田 広/笠間 聡/松田 泰明/岩田 圭佑

土木学会北海道支部平成29年度年次技術研究発表会 / 平成29年度土木学会北海道支部論文報告集 2018.1.27

●概要

英国のフットパスをモデルに、各地でフットパスを整備する事業が展開されるようになり、地域活性化に向けた新たな資源と期待されている。本報告では、河川、道路、都市公園等を利用した北海道のフットパスの実態やフットパスコースの設定、運営・維持管理上の課題について議論する。

[論  文]

地域の自然的環境をつなぐフットパスコース設定に関する基礎的研究

太田 広(技術開発調整監)/笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

平成29年度土木学会北海道支部論文報告集 2018.1.27

●概要

英国のフットパスをモデルに、各地でフットパスを整備する事業が展開されるようになり、地域活性化に向けた新たな資源と期待されている。本報告では、河川、道路、都市公園等を利用した北海道のフットパスの実態やフットパスコースの設定、運営・維持管理上の課題について議論する。

[論  文]

北海道における道路附属物の色彩のあり方に関する論点整理 〜主に柱もの附属物について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

景観・デザイン研究講演集 No.13 (CD-ROM) 2017.12.2

●概要

北海道の道路環境は,本州以南の地域や非積雪寒冷地とは大きく特性が異なり,冬期積雪期に対応して多数の道路附属物が設置されている。これらの多くは亜鉛メッキ仕上げあるいは焦げ茶系の塗装仕上げがなされてきたが,焦げ茶系の色彩では,北海道でよくみられるスカイラインの低い,遠景の山並みや空を背景とする道路景観や,冬期の積雪景観に融和せず,逆に際立って見えるケースが散見される。

国土交通省の各種景観形成ガイドラインでは,色彩などに関して,地域独自のローカルルールの制定を推奨しているが,本論文では,道路附属物に関する北海道ローカルの色彩基準制定に向けた論点整理として,北海道における道路附属物の色彩や仕上げに関する現状と課題について整理する。

[論  文]

郊外部の沿道景観向上に資する無電柱化のための電線類地中化技術に関する基礎的研究

大竹 まどか(地域景観ユニット)/小林 勇一(寒地機械技術チーム)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/田所 登(北海道開発局)/澤口 重夫(寒地機械技術チーム)/太田 広(技術開発調整監)

土木学会 第13回 景観・デザイン研究発表会 2017.12.2

●概要

日本の沿道には多くの電線電柱類が存在し、景観の魅力を低下させている。特に郊外の農村・自然域など、開放的で美しい沿道景観を有する地域においてその影響は大きい。しかし、電線共同溝事業に代表される電線類の地中化事業は、中心市街地や都市部の幹線道路を中心として進められ、高額な整備コストなどから、郊外部で電線類地中化が行われた事例は少ない。景観改善効果が大きく期待できる郊外部の無電柱化推進のためには、より安価で効率の良い施工技術が必要である。  無電柱化が進んでいる諸外国では、電線類地中化に電線類埋設用掘削機械を使用し、日本と比較して大幅に短時間で施工している事例がある。そこで、低コスト・高効率の電線類地中化技術検討のための基礎的研究として、海外で使用されている電線類埋設用掘削機械の実態調査を行ったので、これについて報告する。

[論  文]

無電柱化の推進に向けた景観的課題と方策に関する考察

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/高橋 哲生(地域景観ユニット)

土木学会 第13回 景観・デザイン研究発表会 2017.12.2

●概要

 PDFファイル

日本では、これまで主に中心市街地や幹線道路などを対象として無電柱化事業が行われてきた。しかしながら、無電柱化率やその整備延長は、欧米やアジアと比較しても大きく遅れている状況にある。そのような中、無電柱化推進にむけた法整備や計画・設計の議論が活発になっているが、無電柱化の推進方策、期待される事業効果に関する調査・研究事例は乏しい。 本研究では、景観の観点から無電柱化の課題と要因を整理し、課題解決にむけた考え方を示した。その上で、景観の観点から無電柱化を推進するための方策について考察し、電線電柱に対する認識の転換や、無電柱化を実施する新たな枠組み等に関する提案を行った。

[論  文]

SD法に比較・順位要素を加えた景観評価手法の試行 〜公共事業の景観評価に向けて〜

田宮 敬士(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第13回景観・デザイン研究発表会 2017.12.2

●概要

抄録 国土交通省所管公共事業において、景観検討の実施が原則化されたことから、現場レベルで採用できる景観予測・景観評価の技術支援が求められている。そのため、筆者らはこの技術支援を目的とし、適切な景観予測・評価技術のパッケージ化に向けた研究を進めている。 このうちの一つとして、本報告では公共事業に関する複数の画像サンプルを用いて被験者実験を行い、景観評価手法の違いが評価結果に及ぼす影響について分析を行った。その結果、計量心理学的評価手法の中で景観評価にも用いられているSD法、一対比較法、ME法に加えて、SD法に比較・順位要素を加味した新たな景観評価手法による景観評価を試行し、この新たな手法の有効性とその課題を確認した。

[論  文]

事業目的の提示による河川空間内の樹木維持管理に対する心理的印象の変化

柏谷 和久(水環境保全チーム)/藤浪 武史(研究連携推進監)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

土木学会 第13回景観・デザイン研究発表会 2017.12.2

●概要

河川空間内の樹林は洪水流の安全な流下のため伐採等の維持管理が必要となる。しかし、河川景観の重要な一部分である樹林の伐採等については、河川利用者などから様々な意見が出るため合意形成に苦慮することがある。これは、河川管理に関する知識や経験の違いが、伐採等の維持管理による景観変化に対する心理的印象に影響を与えることも考えられる。そこで、維持管理目的の適切な提示により伐採後景観に対する心理的印象が改善できれば、事業への理解がより深まると考えた。  本研究は、河川敷地内の樹林を対象に、伐採等の維持管理の事業目的を提示することで、維持管理前後の心理的印象がどの程度変化するかをSD法により調査した。調査の結果、維持管理目的提示前と比べ提示後は、樹林の維持管理による心理的印象の改善効果がより大きくなった。また、維持管理前樹林の危険性の説明により、樹林の心理的印象が全体的に下がることも確認された。

[論  文]

寒冷地域における電線類地中化に向けた光ケーブル管路滞留水の凍結実験

大竹 まどか(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局)/吉田 智(北海道開発局)/高橋 哲生(地域景観ユニット)

第33回寒地技術シンポジウム 2017.11.29

●概要

景観・防災等の観点から電線類地中化等の無電柱化が強く求められている。そこで、国土交通省の道路空間における埋設基準が緩和され、浅層埋設による低コスト化が可能となった。他方寒冷地では、凍結や凍上による電力・通信線や道路の機能障害に対する安全性を考慮し、その基準を適用できていない。しかし、その安全性は過大に見積もられている可能性もある。

そこで本研究では、実際の埋設管路の屈曲や満水になった状況を供試体で再現した屋外暴露実験を行い、管路内滞留水の凍結が通信性能へ与える影響の有無、及び滞留水がどのように凍結するのかについて考察した。

[論  文]

A study on footpaths as an open space using regional resources for tourism in Hokkaido

太田 広/笠間 聡/松田 泰明/岩田 圭佑

The 33rd International Symposium on Okhotsk Sea & Polar Oceans 2018 / Proceedings of The 33rd International Symposium on Okhotsk Sea & Polar Oceans 2018 2017.11.16

●概要

With the aim of clarifying problems concerning construction, management and maintenance of footpath courses using regional resources for tourism, this study selected three footpaths in Hokkaido to carry out their case study. To grasp detailed characteristics of land where a footpath course is laid across, three cases of footpaths were defined by land use according to GPS-based on-site surveys.

[論  文]

現地調査から把握した「道の駅」の計画・設計の現状と課題について

大竹 まどか(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(北海道開発局小樽開発建設部防災対策官付防災係長)/笠間 聡(地域景観ユニット)

寒地土木技術研究 第774号 2017.11.10

●概要

 PDFファイル

本研究では、「道の駅」が抱える計画・設計上の課題や多様化する利用者や地域のニーズなどについて把握するため、「道の駅」の関係者に対する現地ヒアリングと現地調査を行い、その結果について整理・考察を行った。

[論  文]

寒冷地における通信ケーブルの浅層埋設に向けた管路滞留水の凍結実験

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局)

第32回日本道路会議 2017.10.31

●概要

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電線類地中化の低コスト手法の一つに、浅層埋設手法が挙げられる。H28.2月に埋設基準が緩和され、浅層埋設が可能となった。一方で、北海道のような寒冷地では、凍結や凍上による電力・通信線や道路の機能障害に対する安全性を考慮し、凍結深さより深い位置へ埋設している。このことが、施工費が高くなる原因となっている。  しかし実際には、凍結深よりも浅く埋設した場合にどのような支障がなぜ生じるかは把握されておらず、埋設深さの安全性が過大に見積もられている可能性もある。仮に浅層埋設でも支障のないケースがあれば、低コスト化につながる基準類の改訂を行う必要がある。

 そこで筆者らは、H27年度の道路会議において、管路内に滞留した水の凍結による体積膨張が通信性能に支障をきたすことが主な懸念事項であること、しかしながらそれを示すための管路内滞留水の凍結メカニズムや、支障の要因が明らかにされていないことを示した。

以上から、H27年度の室内実験により、管路内滞留水の凍結圧迫が光ケーブルの通信性能に影響を与えなかったことを確認した。その上で、本報告では実際の埋設管路の不陸状況や満水になった状況を供試体で再現し、屋外暴露実験を行ったので、その結果を報告する。

[論  文]

海外のケーブル埋設用掘削機械の活用について

小林 勇一(寒地機械技術チーム)/澤口 重夫(寒地機械技術チーム)/大竹 まどか(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議 2017.10.31

●概要

日本の無電柱化は、防災、景観・観光、安全・快適の観点から推進されており、特に近年は「無電柱化の推進に関する法律」の施行など無電柱化推進に向けた動きがより一層進んでいる。無電柱化が進んだ諸外国では、ケーブル埋設用掘削機械としてトレンチャーを使用しており、日本の主工法であるバックホウ掘削と比較し、大幅に短時間で施工している事例がある。

そこで、低コスト・高効率の電線類地中化技術を検討する基礎資料とするため、ケーブル埋設用トレンチャーの仕様諸元の調査、および活用の検討を行った。

[論  文]

沿道景観を阻害する屋外広告物が広告効果に与える影響について

田宮 敬士(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議 2017.10.31

●概要

屋外広告物に関しては、自治体の条例による規制や誘導が行われているが、規制の限界もあり依然として多くの屋外広告物が沿道や観光地などに設置され、ときに地域の景観を大きく損ねている。そのため、広告主や広告事業者の主体的な取組みによる沿道環境の改善を促すことも必要と考える。一方、沿道景観や地域の魅力を低下させる屋外広告物は、広告効果自体にも負の影響を及ぼす可能性があり、これを示すことが出来れば広告主等の主体的な取組みによる沿道環境の改善に有効となる。

そこで、本研究では屋外広告主の自主的な取り組みや自治体の景観行政の支援を目的に、沿道景観を阻害する屋外広告物が広告効果などに与える影響を把握するために実施した被験者実験について考察する。

[論  文]

海外における「道の駅」による地域開発の可能性と課題について

松田 泰明(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議 2017.10.31

●概要

「道の駅」は、快適な沿道休憩施設としてだけでなく、観光貢献など地域の重要な振興施設として、今では国内に1,117駅(2017年4月現在)を数え、年間の購買者数だけでも2億人を超える社会インフラとなっている。他方、日本の協力により、海外においても「道の駅」をモデルとした沿道施設が、アジア地域や遠くはアフリカなどにも整備されている。

本報告では、これまでの著者らの研究や技術指導および4年間のJICA課題別研修への参加協力の経験をふまえ、海外における「道の駅」による地域開発の可能性と国際協力に向けての課題について述べる。

[論  文]

「道の駅」の現地調査から把握した計画・設計時の配慮事項について

大竹 まどか(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(北海道開発局小樽開発建設部)

第32回日本道路会議 2017.10.31

●概要

「道の駅」は、道路利用者の沿道休憩施設としてだけでなく、観光や地域の振興にとっても重要な施設となっている。他方、「道の駅」は地域性や独自性が強く意識され、施設全体の設計自由度が高いことに加え、計画や設計を支援する技術資料が存在しない。そのため、各自治体などの担当者は「道の駅」の計画や設計に苦慮し、専用施設であっても機能や魅力が十分でない事例や、多様化するニーズに対応できていない事例もみられる。

そこで本報告では、「道の駅」の現地調査や関係者に対するヒアリングにより「道の駅」の計画・設計上の現状と課題について調査し、その結果を配慮事項としてまとめたので報告する。

[論  文]

街路樹の更新による景観機能の変化に関する被験者実験

橋 哲生(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局)/葛西 聡(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議 2017.10.31

●概要

 PDFファイル

街路樹は、景観形成や快適な街並みの創出などに大きな役割を担っているが、道路整備時に植えられた街路樹は年数の経過とともに大きく生長する一方、老朽化する樹木も少なくない。昨今では、台風などによる倒木の被害も相次ぎ、更には、維持管理コスト削減の観点から、剪定回数を減らすための過度な剪定により、樹勢の衰退や枯死を招き、樹木の健全度や景観など、街路樹の機能低下を招いている事例も見受けられる。

本報告では、効果的なマネジメントに向けて、街路樹の更新に資する、樹高・樹形の違いによる印象評価実験を実施したので、その結果と考察を述べる。

[論  文]

札幌市内の街路樹の現状と景観機能の変化に関する被験者実験

橋 哲生(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局開発監理部開発連携推進課開発専門官)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(寒地交通チーム)

寒地土木技術研究 第773号 2017.10.10

●概要

 PDFファイル

本報告では、樹木医による精密診断の対象となる街路樹の樹木本数低減等、効率的な維持管理を行うための道路管理者による初期診断の点検項目の検証を行うとともに、成長しすぎた街路樹を更新することによる効果について、印象評価実験の結果から考察する。

[論  文]

農村・自然域の景観向上に寄与する無電柱化のための電線類埋設用掘削機械に関する基礎調査

大竹 まどか/小林 勇一/岩田 圭佑/田所 登/澤口 重夫/太田 広

平成29年度日本造園学会北海道支部大会 2017.10.7

●概要

日本の沿道には多くの電線電柱類が存在し、景観の魅力を低下させ、観光振興にも影響を与えている。特に農村域や自然域など、開放的な沿道景観ではその影響は大きい。しかし、高額な整備コストなどから、市街地以外での無電柱化事業の事例は極めて少ない。無電柱化推進のためには、より安価で効率の良い施工技術が必要である。

そこで、低コスト・高効率の電線類地中化技術を検討する基礎資料とするため、農村・自然域でも無電柱化が進んでいる諸外国において使用されている電線類埋設用掘削機械の実態調査を行った。また、当該機械を用いて道路路盤における掘削試験を実施した。

[論  文]

街路樹の更新による印象評価実験に関する考察

高橋 哲生/蒲澤 英範/松田 泰明/佐藤 昌哉

平成29年度日本造園学会北海道支部大会 2017.10.7

●概要

街路樹は、景観向上機能をはじめ、交通安全機能・緑陰形成機能など、様々な機能を有しており、これらの機能が本来、総合的に発揮される必要がある。しかし、昨今における街路樹は、年数の経過とともに大きく生長する一方、老朽化する樹木も少なくない。さらに、台風などによる倒木の被害や、過度な剪定により、樹勢の衰退や枯死を招き、街路樹の機能低下を招いている事例も確認されている。

 本報告では、街路樹の維持管理を行う上での効果的なマネジメント手法の提案を行うため、更新直後から成長木に至る過程を想定した樹高の違いや、剪定の影響による樹形の違い等による印象評価実験を実施したので、その結果と考察を述べる。

[論  文]

公共空間を利用したフットパスの課題

太田 広(技術開発調整監)/笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

日本計画行政学会第40回全国大会 2017.9.8

●概要

(作成中)

[論  文]

公共空間を利用したフットパスの課題

太田 広/笠間 聡/松田 泰明/岩田 圭佑

日本計画行政学会第40回全国大会 2017.9.8

●概要

(準備中)

[論  文]

Utility Line Undergrounding Projects in Japan: Changes, Benefits and Detriments

岩田 圭佑/松田 泰明

International Conference of Asia-Pacific Planning Societies 2017.8.24

●概要

本研究では、我が国でこれまで行われてきた無電柱化事業に関連する計画や事業規模の変遷を示すこと、および無電柱化による景観向上・観光振興効果を分析することを目的として、無電柱化事例の収集および画像サンプルを用いた室内での印象評価実験を行った。

[論  文]

A Case Study on Footpaths Running Through Public Space in Hokkaido

太田 広/松田 泰明/岩田 圭佑

International Conference of Asian-Pacific Planning Societies 2017.8.24

●概要

本研究では、公共空間を活用した北海道のフットパスの実態やフットパスコースの設置、運営・維持管理上の課題を把握することを目的として、北海道の主なフットパスの資料調査及び現地調査、運営管理者へのヒアリング調査、利用者へのアンケート調査を行った。

[報  文]

自然・田園域における通信線が景観へ与える影響と単独埋設の有効性について

松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/井上 利一(NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク事務局長)

寒地土木技術研究 第771号 2017.8.10

●概要

 PDFファイル

本稿では、現在増加している通信線を対象に、自然・田園域における景観への影響や、通信線のみを単独埋設する有効性について考察し、この手法に一定の効果があることや、その際の対策箇所選定の考え方などを示した。

[論  文]

北海道の高規格幹線道路に設置されたカラマツ製立入防止柵の劣化状況調査について

笠間 聡(地域景観ユニット)/小林 裕昇(地方独立行政法人北海道立総合研究機構 林産試験場)/今井 良(地方独立行政法人北海道立総合研究機構 林産試験場)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第16回木材利用研究発表会 2017.8.8

●概要

北海道の高規格幹線道路に設置されたカラマツ製の立入防止柵(防腐剤加圧注入処理、設置後9〜16年経過)について、ピロディン等を用いた腐朽劣化状況の調査を行った。 結果、ACQ加圧注入処理カラマツ材について、設置9〜12年程度では地際部を除き腐朽劣化はほとんどないことなどが確認され、地際部等一部の構造を工夫することで構造物全体としての耐用年数を飛躍的に伸ばせる可能性などが確認された。一方で、設置後12年以下の木製柵と13年以上の木製柵とでは腐朽劣化の傾向に大きな差がみられ、これには防腐処理等の仕様の違いが影響している可能性がある。このため、設置後13年以上の長期の耐久性については正確な知見は得られなかった。

[論  文]

観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」の仮説とそれを用いた観光地評価の試行

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第55回土木計画学研究発表会・春大会 2017.6.10

●概要

近年、「世界水準の観光地の形成」や観光地の魅力向上が言われるが、このためには観光地の魅力を効果的に引き上げるべく、これに寄与する観光地の屋外公共空間のあり方についても明らかにしていく必要がある。筆者らは、先行する研究において、国内のいくつかの温泉街型観光地とその屋外公共空間の現状に関する調査・分析の結果から、観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」について仮説を得た。

本発表では、この「パターン」の仮説を用いて新たに12の観光地の評価を試行し、その結果から、これらの「パターン」の温泉街型観光地以外の観光地への適用可能性、および、観光地の評価手法としての有用性について検討を行った。

[論  文]

沿道の屋外広告物が景観へ与える影響と広告効果に関する考察

松田 泰明(地域景観ユニット)/田宮 敬士(地域景観ユニット)

第55回土木計画学研究発表会・春大会 2017.6.10

●概要

屋外広告物等に関しては、自治体の条例による規制や誘導が行われているが、規制の限界もあり依然として多くの屋外広告類が沿道や観光地などに設置され、ときに地域の景観を大きく損ねている。そこで、広告主や広告事業者の主体的な取組みによる沿道環境の改善を促すことも必要と考える。一方、沿道景観や地域の魅力を低下させる屋外広告物は、広告効果自体にも負の影響を及ぼす可能性があり、これを示すことが出来れば上記の主体的な取組みによる沿道環境の改善に有効となる。

そこで、本研究では屋外広告主の自主的な取り組みや自治体の景観行政の支援を目的に、屋外広告の景観へ与える影響と広告効果との関係などを把握するために実施した被験者実験について考察する。

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【平成28年度】

[論  文]

ルーラルエリアにおける通信線の景観への影響と単独埋設の有効性について

松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/井上 利一(NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク)

土木学会論文集D3(土木計画学)Vol.72 No.5[土木計画学研究・論文集33巻]  2016.12

●概要

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我が国の沿道には多くの電線電柱が存在し、景観の魅力を低下させ、観光振興にも影響を与えている。さらに、近年の通信需要への対応により通信線が増加し、新たな電柱も設置され、さらなる景観悪化を招いている。特に自然域や田園域など、開放的な沿道景観ではその影響は大きい。しかし、高額な整備コストなどから、市街地以外での無電柱化事業の事例は極めて少ない。一方、通信線は配電線に比べて無電柱化のコストが安く、地上機器も必要ないことから整備のハードルは相対的に低い。

本稿では、現在増加している通信線を対象に、ルーラルエリアにおける景観への影響や、通信線のみを埋設する単独埋設の有効性について考察し、この手法に一定の効果があることや、大幅なコスト縮減の可能性があること、さらに効果的な対策箇所選定の考え方などを示した。

[論  文]

積雪寒冷地の季節変化と機能を踏まえた道路施設の色彩について

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所 道路環境研究室)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

 PDFファイル

土木施設には、期待される機能の観点から望ましい色彩が存在すると考えられるが、整備する施設周辺の環境の中で、その機能を発揮する必要がある。しかし、土木施設の色彩に関する基準類では、地域特性や季節変化が考慮されていないため、現在、使用されている道路施設の色彩が、積雪寒冷地の道路施設周辺の環境において、その機能を十分に発揮していない可能性がある。そこで、当研究所では、現場での色彩設計の技術支援を目的に、積雪寒冷地における道路施設の機能と景観の向上に寄与する効果的な色彩設計について研究を進めている。

本報告では、積雪寒冷地の北海道における道路施設周辺の環境色の季節変化と道路施設の色彩の関係を把握するため、季節毎に撮影した道路景観写真を用いて道路施設のカラーシミュレーション画像を作成し、一対比較法による被験者評価実験を実施したので、その結果について報告する。

[論  文]

温泉街型観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」に関する分析

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

観光振興や観光地としての魅力向上、特に近年課題となっている滞在型観光の促進や観光地における滞在時間の向上を考える上で、観光地の景観や空間の質や機能は重要である。しかしながらこの点で、日本の観光地の多くは海外の観光地に見劣りし、一方で、真に観光地の魅力向上に寄与するような観光地の改善にうまく投資ができていない。  本研究は、筆者らが先行研究において提案した「観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の6つのパターンの試案」をベースに、追加の事例分析等を通じて、観光地の魅力向上と屋外公共空間の関係について新たに分析と考察を行い、「6のパターン」の観光地の診断方法としての有効性について検討を行ったものである。

本研究とこれに続く成果により、今後観光地の効果的な魅力改善が全国で進められるよう、貢献できることを期待している。

[論  文]

沿道の屋外広告物が景観へ与える影響と広告効果との関係に関する被験者実験

田宮 敬士(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

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抄録 沿道の屋外広告物は、景観への影響が大きく、国交省の調査結果では、「残したくない景観」として上位に挙げられている。こうした背景から全国各地の自治体で屋外広告物条例等が定められているが、十分な景観向上効果を発揮していない状況も散見される。その原因として、条例による規制の限界等が挙げられる。本研究の目的は、周辺景観を阻害し地域の魅力を低下させる屋外広告物は広告効果が低いことを示し、それにより広告事業者の自主的な取組みによる周辺景観の改善を促し、地域の魅力向上と行政支援に貢献するものである。

本報告は、代表的な景域に分類した写真等を基に、条件を変えた屋外広告物を掲示したサンプル資料を用いて被験者実験を行い、屋外広告物が周辺景観に与える影響や地域イメージの低下と屋外広告物への印象との関係について取りまとめたものである。

[論  文]

観光地の屋外公共空間の魅力に寄与する”パターン”の試案を用いた観光地評価の試行と有効性の検証

松田 泰明(地域景観ユニット)/笠間 聡(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

 PDFファイル

観光振興や観光地としての魅力向上、特に近年課題となっている滞在型観光の促進や観光地における滞在時間の向上を考える上で、景観・空間の質や機能は重要である。しかしこの点で、日本の観光地は海外の観光地に見劣りしている事例が多い。

本研究は、観光地の屋外公共空間を対象に、観光地の魅力に寄与する要素や要因を明らかにし、観光地の効果的な魅力向上手法について知見を得ることを目的としている。筆者らはこれまでに、評価の低い国内のいくつかの温泉街型観光地の現状調査を行い、それらの観光地の共通点から、魅的な滞在型観光地に求められる屋外公共空間の要件について、6つのパターン(仮説)の整理を行っている。

本報告ではこの6つのパターンについて、温泉地以外の観光地に適用を試行することにより、これらのパターンの有効性の検証と新たなパターンの提案を試みる。

[論  文]

景観まちづくりにおける無電柱化の事業効果に関する事例分析

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

 PDFファイル

これまで、景観を生かした観光や地域振興などのまちづくりを目的として、無電柱化事業が多く実施されてきた。昨今、無電柱化推進の機運が高まる中、これまでの事例をレビューし、景観まちづくりにおける無電柱化の景観向上効果やまちづくりへの波及効果を整理することは、今後の無電柱化事業の路線や手法を計画・検討するうえで有意義な知見と考える。

本研究では、景観行政団体をはじめ、伝建地区や歴史まちづくり法認定都市、NPO法人「日本で最も美しい村」連合の加盟自治体などの市街地や農村自然域を対象として、景観まちづくりを主たる目的とした国内の無電柱化事業50事例を抽出・整理した。また、それらの対象範囲や事業目的に着目して、“特定シーンの景観”、“ルート全体のシークエンス景観”、“エリア全体の景観”等の景観向上効果やまちづくりへの波及効果について考察した。

[論  文]

寒冷地における道路緑化を考慮した街路樹のマネジメント技術に関する研究

蒲澤 英範(地域景観ユニット)

第14回環境研究シンポジウム  2016.11

●概要

景観形成や沿道環境の保全に街路樹は大きな役割を担っており、近年は都市戦略を考える際や快適な街並みの創出にもその必要性が増しています。また道路整備が盛んに行われた時代から約40年が経過し、当時植えられた街路樹は大きく成長しています。それに加え、老木化が進行している街路樹も少なくありません。 一方,近年の維持管理コストの大幅な削減から、街路樹の過度なせん定により樹木の樹勢や健全度が低下し、枝葉が広がりやすい状況です。

しかしながら早生な樹種を生長の遅い樹種への転換も行われていないため、景観向上機能などの道路緑化機能が損なわれている例も見受けられます。 そこで、安全で良好な道路空間の創出を目指し、街路樹の整備、管理、更新を効率的で効果的に行うためのマネジメント手法を提案します。

[論  文]

「道の駅」計画・設計の現状と課題について

吉田 智(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/笠間 聡(地域景観ユニット)

第54回土木計画学研究発表会(秋大会)  2016.11

●概要

 PDFファイル

「道の駅」は、道路利用者の沿道休憩施設としてだけでなく、観光や地域の振興にとっても重要な施設となっている。他方、「道の駅」は地域性や独自性が強く、施設全体の設計自由度が高いことに加え、計画や設計を支援する技術資料が存在しないこともあり、各自治体などの担当者は「道の駅」の計画や設計に苦慮し、休憩施設としての機能や魅力が不十分であったり、多様化するニーズに対応できていない事例も多くみられる。そこで、本研究では多様化する「道の駅」のニーズや機能に対応した、適切かつ一定水準の計画・設計技術の提供を目的として研究を行っている。

本報告では、「道の駅」の現地調査や関係者に対してヒアリングやアンケート調査を行い、これらから「道の駅」の計画・設計上の現状と課題について整理した。

[論  文]

形容詞の組合せが評価結果に及ぼす影響
〜SD法を用いた景観評価技術のパッケージ化に向けて〜

田宮 敬士(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

第54回土木計画学研究発表会(秋大会)  2016.11

●概要

 PDFファイル

国土交通省所管公共事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採用できる景観評価の手法が示されておらず、その確立が求められている。本研究では、客観的かつ定量的な評価手法として古くから用いられ、空間評価に一定の有効性が確認されているSD法(Semantic Differential法:意味微分法)に着目し、その調査設計から分析までをパッケージ化するための検討の一環として、形容詞の組合せが評価結果に及ぼす影響を分析した。その結果、評価対象の特性やコンセプトに応じた形容詞の組合せにおける留意点が明らかになった。

[論  文]

被験者数が景観評価結果に及ぼす影響
〜SD法を用いた景観評価技術のパッケージ化に向けて〜

佐藤 昌哉(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/松田 泰明(地域景観ユニット)/田宮 敬士(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

第54回土木計画学研究発表会(秋大会)  2016.11

●概要

 PDFファイル

国土交通省では平成19年以降、すべての事業において景観検討の実施が原則化されている。また近年、地域振興や地域活性化のため、景観を活用したまちづくりの必要性が高まっているが、現場レベルで採用できる簡易な景観評価の手法がないことから、これに対する技術支援が求められている。このため、筆者らは景観分野で客観的かつ定量的な評価手法として用いられているSD法(Semantic Differential法)について、その調査設計から分析までをパッケージ化しマニュアルとして提示することを目的とした研究を進めている。本報告では、SD法を用いた景観評価において、全体の評価傾向を説明しうる被験者の最低必要数を検証することを目的として、被験者実験を行った結果について報告する。

[論  文]

観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間のあり方に関する研究について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

平成28年度 日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2016.10

●概要

全国で評価の高い温泉街型観光地から6つを選び(黒川、由布院、有馬、城崎、加賀山中、野沢)、現地調査やヒアリング調査の結果から、その屋外公共空間の共通点の抽出を行ったところ、「6のパターン」が見つかった。  本研究はこれらの「6のパターン」を用いて具体のいくつかの観光地の評価を試行し、各観光地における「6のパターン」との適合状況や、それらと観光地の魅力評価との関係について分析を行ったものである。

結果からは、前述の評価の高い6温泉地の中でも野沢については「6のパターン」への適合点数が低いこと、道内の温泉街型観光地はおしなべてパターンへの適合点数が低いこと、それが観光地における再来訪意欲と正の相関を示すこと、温泉街に限らず小布施や小樽などの一般の観光地でも「6のパターン」への適合が観光地の高評価につながっている可能性があること、などが確認できた。

[論  文]

「道の駅」の地域振興効果と経営状況の関係に関する一考察

松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)

平成28年度 日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2016.10

●概要

「道の駅」は、今や沿道の快適な休憩施設としてだけでなく、重要な地域振興施設となっている。そのため多くの自治体では、「道の駅」の設置目的に地域振興効果を謳っている。この「道の駅」による地域振興効果を少しでも高めるために、効果の発現に経営状況がどのように影響するかを把握することは重要である。

そこで北海道内の「道の駅」を対象に、入り込み数や地場産品の売り上げなどの経営状況と地域振興効果の実感度との関係性についてアンケート調査を行ったのでこれらの結果について報告する。

[論  文]

SD法による景観評価において評価サンプルの作成方法が評価に及ぼす影響

田宮 敬士(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

平成28年度日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2016.10

●概要

国土交通省所管事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採用できる景観評価の手法が示されておらず、その技術支援が必要になっている。そこで寒地土木研究所では、客観的かつ定量的な評価手法として古くから用いられ、空間評価に一定の有効性が確認されているSD法(Semantic Differential法)に着目し、評価の対象・目的に応じて調査・設計から分析、結果の活用方法までをパッケージ化し、マニュアルとして提示するための研究を進めている。

このパッケージ化にあたっては、以下の項目の検討を行い、標準的な方法や実施上の留意点を整理する必要がある。@最適な評価サンプルの作成・提示方法、A評価結果の信頼性確保のために必要な被験者数、B適切な形容詞対の選定方法、C具体的な分析方法とその結果の解釈、D評価結果の計画・設計への反映方法。本研究では、このうち@を対象とし、評価サンプルの作成方法の違いが評価結果に及ぼす影響を印象評価実験により分析した。

[論  文]

道路施設の色彩に関する現状と課題について

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

第71回 土木学会全国大会 年次学術講演会  2016.9

●概要

 PDFファイル

土木施設における色彩の影響は大きく、不適切な色彩の採用は、景観へのダメージのみならず施設の機能低下をもたらす。しかし、土木施設の色彩設計に関しては、一般にその具体的な方法を示した技術的指針がないため、現場技術者は色彩選定に苦慮している。そこで、現場での色彩設計を支援するため、特に積雪寒冷地、高緯度地域において、道路施設の機能と景観の向上に寄与する効果的な色彩設計方法の提案を目的とした研究を進めている。

本論文では、そのうち、積雪寒冷地における道路施設の色彩の現状と課題を、現地調査及び画像解析により分析した結果を報告する。

[論  文]

電線電柱類の景観対策手法と景観向上効果について
―農村自然域を対象として―

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第71回 土木学会全国大会 年次学術講演会  2016.9

●概要

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近年、電線電柱が景観に与える影響を改善するべきとの世論の高まりをうけ、電線類地中化を低コストで進める手法なども検討されている。  電線電柱類が沿道の景観に与える影響は大きく、特に道路背景に美しい農村・自然景観を有する北海道では、その魅力を損なっている事例が少なくない。

 著者らは、土地制約が比較的少ない農村自然域において、「片寄せ(反対側への移設)」「セットバック(道路から離して設置)」「通信線のみ地中化」など、電線類地中化も含む、実現性が高く景観の底上げに寄与する手法についても提案してきた。

本研究では、北海道の農村・自然域を対象として、電線電柱類の評価項目を検討した上で、印象評価実験を実施し、@農村自然域と市街地等における景観向上効果の違いについてSD法による比較分析を行うと共に、A農村自然域における各景観向上策の有効性についてマグニチュード推定法により考察した。

[論  文]

暴風雪災害における避難施設としての「道の駅」と災害時のニーズについて

松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)/高田 尚人(寒地土木研究所)

第71回 土木学会全国大会 年次学術講演会  2016.9

●概要

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2004 年新潟県中越地震にて、「道の駅」が避難場所や災害復旧、情報拠点として活用された。この経験から国土交通省では、休憩・情報提供・地域連携の3つの機能に加え、一部の「道の駅」について2007 年より防災拠点化を進めている。

また、多くが防災拠点化されていない中で、2011 年3 月の東日本大震災をはじめ、台風や暴風雪災害において避難施設として活用されるなど、避難者支援や復旧支援に大きく貢献した。  このため、「社会資本整備重点計画(2012.8.31 閣議決定)」や「国土強靱化政策大綱(2013.12)」においても、「道の駅の防災拠点化」が示されている。

本報告では、2013 年3 月の北海道オホーツク地域暴風雪災(死亡者9 名)における「道の駅」の避難者支援の状況をふまえ、これまで暴風雪災害に遭遇した道路利用者などにアンケート調査を実施し、「道の駅」の防災機能や災害時のニーズについて考察した。

[論  文]

積雪寒冷地における道路施設の色彩に関する現状と課題

小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

日本色彩学会第47回全国大会  2016.6

●概要

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土木施設には、期待される機能の観点から望ましい色彩が存在すると考えられるが、施設単体の機能発揮だけではなく、整備する空間全体の景観にも配慮する必要がある。しかし、土木施設の色彩設計に関しては、一般に現場技術者が参照できる技術的指針がないため、不適切な色彩の採用による景観へのダメージだけでなく、施設の機能低下に繋がっている事例も少なくない。景観ガイドライン等における色彩の記述も限定的であり、さらに積雪寒冷地といった条件は考慮されていない。

そこで、施設の機能発揮と景観向上に貢献する効果的な色彩設計方法の検討に向けて、まず積雪寒冷地における環境色の変化と道路施設の色彩の関係を分析した。北海道の沿道特性の異なる5路線において、夏、秋(紅葉・黄葉期、落葉期)および冬に撮影した道路景観写真から15×10分割のモザイク画像を作成し、各モザイクの色相・明度・彩度を計測した後、ムーン&スペンサーの色彩調和論をもとに積雪寒冷地における道路施設の色彩の現状と課題を考察した。

その結果、環境色の季節変化が著しい積雪寒冷地においては、標準的に用いられているダークブラウンは環境色に対し調和的でない可能性が確認された。

[論  文]

温泉街型観光地の屋外公共空間の魅力に関する試行的な調査および分析

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第53回土木計画学研究発表会  2016.5

●概要

観光振興や、観光地としての魅力向上、特に近年課題となっている滞在型観光の促進や観光地における滞在時間の向上を考える上で、景観や空間の質や機能は重要である。しかしこの点で、日本の観光地は海外の観光地に大きく見劣りしているのみならず、実行されている改善の取組みの面でも効果的なものとなっていない事例が多くみられる。  そこで、滞在型観光を念頭に、魅力的な観光地の条件を外部公共空間の面から明らかにすることで、外部公共空間の効果的な改善と、観光地の魅力向上とに貢献していくことを考え、これに関する研究に取り組みはじめたところである。

本発表では、この目的のため行なった、国内のいくつかの温泉街型観光地とその屋外公共空間の現状に関する試行的な調査の結果と、これに基づく分析や考察の結果について報告を行う。

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技術資料・解説等


【平成30年度】

[技術資料]

道の駅ハンドブック

発行:寒地土木研究所 地域景観ユニット/独立行政法人 国際協力機構 北海道センター

協力:国土交通省 北海道開発局 国際室/一般社団法人 北海道開発技術センター

2019.3.29

●概要

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「道の駅」は、1993年日本で始まりました。 「道の駅」は、"道路利用者の快適な休憩"と"地域の活性化"を目的とした沿道の休憩&交流施設で、地方自治体が設置し、国土交通省がこれを認めるシステム(制度)です。

「道の駅」には、24時間無料で利用できる駐車場と清潔で快適なトイレがあり、道路交通や気象、地域の観光情報の入手、地域ならではの食を楽しみ、様々な特色ある地場の特産品の購入ができます。 「道の駅」の運営には地域のコミュニティも参加し、「道の駅」ごとの独自で多様なサービスを提供しています。

この「道の駅」に道路利用者が立ち寄り、地域コミュニティと交流することで地域が活性化します。 「道の駅」の地域振興効果は大きく、今では、世界10カ国以上に展開されています。(2018年現在)

[技術資料]

北海道の道路環境を想定した道路附属物等の色彩に関する被験者テストの結果について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/橋 哲生(地域景観ユニット)/吉田 智(北海道開発局 小樽開発建設部 防災対策官付防災係長)

寒地土木技術研究 第790号 2019.3.11

●概要

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北海道の環境および景観は本州以南と比較して特異であり、土木構造物等の色彩についても北海道ならではの環境を踏まえ、機能的にも景観的にも適切な色彩を選定する必要がある。特に、北海道の道路においては、冬期積雪期に対応した多数の道路附属物等が設置されており、これらの色彩は道路景観および眺望に大きな影響を及ぼす。

本稿では、この研究の過程において実施した、色彩に関する被験者テストの結果およびその結果をもとに実施した有識者ヒアリングの結果について報告する 。

[技術資料]

ヤナギ類河畔林における伐採後の再萌芽について

村上 泰啓(水環境保全チーム、 地域景観ユニット(兼務))/谷瀬 敦(水環境保全チーム)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

寒地土木技術研究 第787号 2018.12.10

●概要

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河畔林は、水辺における生物生息環境の重要な構成要素であり、水辺の景観にとっても欠かせない要素である。一方、大規模洪水時にはそれ自体が流れの抵抗となるため、結果として水位上昇をもたらす可能性が高い。また、河畔林が密生して繁茂している場合、橋梁や堰など構造物への流木堆積や河岸決壊状況の監視が困難になるため、迅速な危機管理対応を行う上で支障となる可能性が高い。近年、北海道内でも大規模出水が頻発傾向にあり、河川管理者だけでなく、周辺住民も河畔林の管理について重大な関心を寄せており、行政も住民意見を取り入れながら河畔林の維持管理を進めている。

本稿では、ヤナギ類河畔林における伐採後の再萌芽の状況について定量的な評価を行うため、北海道内で伐採が行われた河畔林に調査区を設け、経年的にモニタリングした結果について報告する。

[技術資料]

沿道景観と樹形・樹種の違いによる印象評価実験について
〜景観機能を踏まえた樹種転換に向けて〜

高橋 哲生(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

寒地土木技術研究 第787号 2018.12.10

●概要

 PDFファイル

街路樹は、沿道の環境や景観向上機能をはじめ、歩車分離等による交通安全機能、緑陰形成機能等を有しており、これらが総合的に発揮されることが必要である

本報告では、今後の樹種更新を踏まえて、景観向上機能の確保とマネジメントの観点から、沿道景観と樹形・樹種の違いが道路景観に与える影響について、都市部の道路を対象とした印象評価実験を実施したので、その結果について考察する。

[技術資料]

欧米の沿道休憩施設の事例からみた「道の駅」の計画・設計に関する考察

松田 泰明(地域景観ユニット)/大竹 まどか(寒地機械技術チーム・ 地域景観ユニット(兼務))/笠間 聡(地域景観ユニット)

寒地土木技術研究 第784号 2018.9.10

●概要

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「道の駅」は、沿道の快適な休憩施設として1993年より広く全国に整備され、今では1,145駅(2018年4月現在)を数え、地域の重要な振興施設ともなっている。

本研究では「道の駅」の計画・設計技術の向上及びこれによる地域振興への貢献を目的に、欧米の沿道休憩施設の整備事例や関連するガイドラインなどの調査分析、さらに国内の「道の駅」の計画・設計時の検討プロセスと検討内容に関する事例調査を行い、これらの比較から「道の駅」の計画・設計上の課題や参考となる知見の把握を試みた。

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【平成29年度】

[技術資料]

観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」の仮説について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

寒地土木技術研究 第771号 2018.8.10

●概要

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地方創生や観光振興に力が注がれる昨今、地域の魅力向上は重要な課題である。そのような中、地域にとっての共通インフラである「屋外公共空間」の質や魅力は、地域の魅力に大きな影響を与える。筆者らは過去に、国内で評価の高い温泉街型観光地の屋外公共空間に関する現地調査を行い、それらの間に「6の共通点」があることを見出し、筆者らはこれらを観光地の魅力向上に寄与する「屋外公共空間の6のパターン」として仮説づけた。

本研究では、これらのパターンについて、国内の20程度の観光地について適合を調査した結果を示し、「6のパターン」と観光地の魅力の関係について考察を行う。さらにこれらをもとに、「6のパターン」の妥当性と、観光地の評価手法としての有用性について考察を行う。

[技術資料]

沿道の屋外広告物が景観と広告効果に与える影響について 〜SD法を用いた被験者実験〜

田宮 敬士(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/二ノ宮 清志(北海道開発局網走開発建設部興部道路事務所)

寒地土木技術研究 第769号 2018.6.12

●概要

 PDFファイル

本研究は、屋外広告物が「沿道景観」や「地域の魅力」に与える影響と、屋外広告物が本来目的とする「広告効果」に与える影響との関係を示すことを目的として、屋外広告物から受ける印象に関する被験者実験を実施した。これにより、広告主や広告事業者による主体的な景観改善の理解と協力が期待できるのではないかと考える。

[技術資料]

寒冷地の浅層埋設を想定した光ケーブル管路滞留水の凍結実験と考察

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局開発監理部開発連携推進課開発専門官)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(北海道開発局小樽開発建設部防災対策官付防災係長)

寒地土木技術研究 第767号 2018.4.20

●概要

 PDFファイル

無電柱化の整備コスト削減を目的として浅層埋設の全国的な普及が期待される一方で、北海道の様な寒冷地においては、凍結によるケーブル等への障害を防ぐ観点から、一般的に電線類を凍結深より深く埋設している。

本報告では、管路内滞留水の凍結が、管路に敷設されている通信用ケーブルに与える影響を検証することを目的とし、光ケーブルと水を挿入した管路の供試体を室内で凍結・融解させる基礎的な実験を行い、通信性能へ与える影響について分析した。また、その実験結果を受けて、今後北海道のような寒冷地においても浅層埋設を進める上で必要と考えられる調査事項や技術開発について考察した。

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【平成28年度】

月報[技術資料]

積雪寒冷地における道路施設の色彩について

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

No.763 2016.12

●概要

 PDFファイル

(準備中)

月報[技術資料]

街路樹の景観機能に資する樹形管理方法について

蒲澤 英範(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

No.761 2016.10

●概要

 PDFファイル

良好な沿道景観の形成や環境保全に街路樹は大きな役割を担っている。しかし近年、台風等の自然災害による倒木の予防や、落ち葉などが原因の沿道住民からの苦情、道路維持管理費の削減などにより、過剰な剪定がなされている。その結果、樹勢の低下や沿道の景観機能の低下がみられ、道路空間や地域の価値を向上させる街路樹の本来の機能が十分に発揮していない。 そこで本稿では、北海道において街路樹の道路緑化機能を維持する、効果的でかつ道路管理者が容易にせん定の適切性を判定する指標について整理を行った。

月報[技術資料]

電線類地中化における寒冷地での浅層埋設手法に関する技術開発

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)

No.758 2016.7

●概要

 PDFファイル

北海道のような寒冷地における電線類地中化の必要性と浅層化によるメリットについて考察するとともに、現在の基準類に関する調査を行った。その上で、管路の滞留水凍結により引き起こされるケーブルヘの影響に焦点をあて、ヒアリングや現地調査を行い、「管路の滞留水が凍結するとどのような影響があるのか」、「管路に水がどのように滞留するのか」、「管路への水の滞留は防ぐことができるのか」、「帯留水の凍結によるケーブルヘの影響はどのように防ぐことができるのか」、などについて考察した。

月報[解説]

豊かな都市づくりのための理論とそれに基づく分析例について

笠間 聡(地域景観ユニット)

No.757 2016.6

●概要

 PDFファイル

近年、地方都心の活力低下が危機的な状況となり、 地域活性化や地方創生の推進か強く言われている。その際には、地域の魅力を高め、その地域に暮らすことの魅力を人々に訴求していくことが欠かせない。

では、その地域に暮らす魅力、その地域を選ぶ理由とはなんであろうか?

これには、個人個人の家族構成やライフスタイルの違いか大きく影響すると考えられ、なかなか統計的に示すことは難しい。しかし一例としては、住宅選択時に重視した項目を尋ねたところ、戸建住宅に住むファミリー世帯では「周辺環境や緑」の回答か最も多かったとする報告や、市民に同じ市域に「住み続けたい」と思う理由について聞いたところ、「自然環境が豊かである」「周辺の居住環境か良い」「長年住み慣れている」の各項目か、「日常の買い物が便利である」や「交通の便がよい」などの項目に比較して2倍前後の票を集めたとする地方自治体の調査報告などがある。

このことから、優れた都市環境が、地域の魅力の大きな一因となっていると考えられる。

本稿では、都市の魅力や都市環境の視点から、都市の望ましいあり方に関する代表的な理論のいくつかを紹介するとともに、それに基づく道内都市の分析例を紹介する。

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ニュース・その他


【平成30年度】

月報[報告]

MMV9国際会議に参加しました

笠間 聡(地域景観ユニット)/太田 広(地域景観ユニット)

No.787 2018.12.10

●概要

 PDFファイル

平成30年8月28日から31日に、フランス共和国ヌーベルアキテーヌ地域圏ボルドーで、9th International Conference on Monitoring and Management of Visitors in Recreational and Protected Areas (MMV9。第9回レクリエーション・保護地域における利用者管理及びモニタリングに関する国際会議)が開催され、地域景観ユニットの太田特別研究監と笠間研究員が参加しましたので報告します。

月報[Q&A]

道路附属物や土木構造物の色彩について

笠間 聡(地域景観ユニット)

No.781 2018.6.11

●概要

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土木インフラ・土木構造物の整備は、大なり小なりの既存の風景や環境の改変を伴います。また、それによって形成される新たな風景や環境は、少なくとも数十年にわたって継続し、多くの人の目に触れるものとなります。したがって、それらの形状や色彩には入念な検討と調整が必要です。

本稿では道路付属物や構造物の色彩選定にあたってのポイントについて、Q&A形式で解説します。

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【平成29年度】

月報[チーム紹介]

地域景観ユニットの紹介

佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

No.767 2017.4.20

●概要

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地域景観ユニットでは、良好な景観形成による社会資本空間の向上や、その利用価値を高めることにより地域を支援する研究や技術支援を行っています。

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【平成28年度】

月報[研究所ニュース]

「北海道の道路緑化指針(案)」を改訂しました

佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

No.760 2016.9

●概要

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(準備中)

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雑誌投稿等


【平成30年度】

 

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【平成29年度】

[開発こうほう]

自治体の景観まちづくりの技術支援に関するセミナー

松田 泰明

2018年1月号 2018.1.25

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【平成28年度】

 

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成果報告書


【平成30年度】

 

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【平成29年度】

平成28年成果報告書(研究期間:平成26年〜28年)

機能向上に資する道路施設の色彩設計に関する研究

2017.4.1

●概要

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土木施設にはその役割や期待される機能から望ましい色彩が存在すると考えられるが、同時に施設単体の機能発揮だけでなく、整備する空間全体としての機能の最適化にも配慮する必要がある。しかし一般に、土木施設の色彩設計の方法について具体に示されているものはないため、現場技術者は色彩設計に苦慮している。

本研究では、積雪寒冷地、高緯度地域における道路施設の色彩について、資料収集や現地調査、ヒアリングなどから、求められる機能や性能、現状と課題および色彩検討事例の整理を行うとともに、被験者評価実験による検証を実施し、道路施設の機能を向上する色彩の設計方法と色彩例を提案した。

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【平成28年度】

平成27年成果報告書(研究期間:平成25年〜27年)

北海道における街路樹の景観機能を考慮したせん定技術に関する研究

2016.4.1

●概要

 PDFファイル

街路樹は、都市の景観形成や環境保全に大きく寄与する。しかし、一方で全国統一の直轄国道の維持管理基 準が導入され、街路樹のせん定が3年に1回とされるなど、街路樹の維持管理コストの縮減が求められている。 その結果、各地で街路樹の過剰なせん定を招き、景観形成機能の低下や樹木の樹勢を弱める原因となってい る。また、せん定作業を行う熟練した技術者が減少していることもあり、施工管理にあたる道路管理者が苦慮 している状況から、簡易にせん定の適切性を判定できる基準が必要となっていた。

本研究では北海道で植栽されている主要な街路樹の道路緑化機能を維持する、効果的でかつ道路管理者が簡 易にせん定の適切性を判定する指標を提案し、それらの成果を技術資料に取りまとめた。

平成27年成果報告書(研究期間:平成27年〜30年)

国際的観光地形成のための公共空間の評価技術に関する研究

2016.4.1

●概要

 PDFファイル

国内におけるさらなる観光の振興のためには、観光地としての魅力向上が欠かせない。本研究では、魅力的な 観光地の条件を屋外公共空間の面から明らかにすることで、各観光地における課題抽出や公共空間の整備・改善 手法の立案を支援し、さらには日本全国における国際的観光地形成に寄与することを目的としている。

このため、平成27 年度については、国内の徒歩圏規模の温泉街型観光地について事例調査を行い、その共通点 の抽出などを通じ、観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間のあり方(「パターン」)に関して分析を行った。 これらの調査研究の概要と、結果として抽出された6 つの「パターン」について、以下に報告を行う。

平成27年成果報告書(研究期間:平成27年〜30年)

電線電柱類の景観対策手法の選定と無電柱化施工技術に関する研究

2016.4.1

●概要

 PDFファイル

当研究所では、電線電柱類による景観への影響が大きな農村自然域を対象に多様な対策手法を提案してきた。今後、これらの手法を整備目標や沿道環境に合わせて選定する評価技術が求められる。

一方、電線類地中化の低コスト化・施工性向上に向け、今後埋設深さの基準が浅層化されるものの、北海道のような寒冷地では一般的に電線類を凍結深より深く埋設するため、浅層埋設の凍結に対する技術的検討や、専用の掘削機械を用いた深くても効率的な施工方法の検討が求められる。

本年度は、電線電柱類の景観対策手法の評価技術、管路滞留水等の凍結がケーブルへ与える影響、専用の掘削機械の適用性について国内外の事例調査や実験に基づき考察した。

平成27年成果報告書(研究期間:平成27年〜30年)

「道の駅」の設計・改修技術に関する研究

2016.4.1

●概要

 PDFファイル

「道の駅」は、道路利用者の沿道休憩施設としてだけでなく、地域の振興にも重要な施設となっている。しか し、現状では自治体や設計者の「道の駅」の計画や設計に関する知見が十分でなく、休憩施設としての機能や魅 力の欠如、多様化するニーズに対応していない事例も多くみられる。そこで、本研究では多様化する「道の駅」 のニーズや機能に対応した。適切かつ一定水準の計画・設計技術の提供を目的としている。

平成27 年度は、文献・資料の収集をはじめ、「道の駅」の現地調査や関係者へのヒアリングを行った。これら を基に「道の駅」に期待される役割や機能、ユーザーニーズについて分析を行い、「道の駅」の計画・設計上の 現状と課題について整理した。

平成27年成果報告書(研究期間:平成26年〜29年)

公共事業における景観検討の効率化に資する景観評価技術に関する研究

2016.4.1

●概要

 PDFファイル

国土交通省所管公共事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採 用できる景観評価の手法が示されておらず、その確立が求められている。

本研究では、景観検討に際して、景観整備内容を検討・予測・評価する技術の一環として、SD法(Semantic Differential 法)の調査設計から分析までをパッケージ化しマニュアルとして提示することを目的とする。

平成27 年度は、景観評価手法のパッケージ化に向けて、SD 法を用いた様々な条件での景観評価実験を実施し、 評価サンプルの構図や提示方法(紙媒体による屋内の評価と現地評価の違い)、形容詞の組合せ、被験者数が評 価結果に及ぼす影響について分析を行った。

平成27年成果報告書(研究期間:平成27年〜30年)

再繁茂プロセスを考慮した河畔林管理技術に関する研究

2016.4.1

●概要

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北海道及び本州の多くの河川の高水敷にはヤナギ類が繁茂して、河畔林を形成している。主に流下能力を確保す るために河畔林の伐採が実施されているが、再繁茂する事例も多く見られる。本研究では、河畔林伐採後の再繁 茂の過程を予測し、持続的な治水安全度の評価を行うため、既存データを用いて河道内樹木の成長曲線を推定し、 工種別、微地形別の樹木の成長速度の違いを明らかにした。また、現況で樹木が繁茂しているケーススタディ河 川で平面2次元不定流計算を実施し、樹木の有無による流況の違いについて把握した。さらに、景観の向上にも つながる伐採手法の事例調査および印象評価実験から、伐採が景観へ与える影響の要素と要因、およびそれらの 評価手法について検討した。

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