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CONTENTS・目次

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カテゴリー別

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報文・論文


【平成29年度】

[論  文]

北海道における道路附属物の色彩のあり方に関する論点整理 〜主に柱もの附属物について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

景観・デザイン研究講演集 No.13 (CD-ROM)

●概要

北海道の道路環境は,本州以南の地域や非積雪寒冷地とは大きく特性が異なり,冬期積雪期に対応して多数の道路附属物が設置されている。これらの多くは亜鉛メッキ仕上げあるいは焦げ茶系の塗装仕上げがなされてきたが,焦げ茶系の色彩では,北海道でよくみられるスカイラインの低い,遠景の山並みや空を背景とする道路景観や,冬期の積雪景観に融和せず,逆に際立って見えるケースが散見される。

国土交通省の各種景観形成ガイドラインでは,色彩などに関して,地域独自のローカルルールの制定を推奨しているが,本論文では,道路附属物に関する北海道ローカルの色彩基準制定に向けた論点整理として,北海道における道路附属物の色彩や仕上げに関する現状と課題について整理する。

[論  文]

郊外部の沿道景観向上に資する無電柱化のための電線類地中化技術に関する基礎的研究

大竹 まどか(地域景観ユニット)/小林 勇一(寒地機械技術チーム)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/田所 登(北海道開発局)/澤口 重夫(寒地機械技術チーム)/太田 広(技術開発調整監)

土木学会 第13回 景観・デザイン研究発表会

●概要

日本の沿道には多くの電線電柱類が存在し、景観の魅力を低下させている。特に郊外の農村・自然域など、開放的で美しい沿道景観を有する地域においてその影響は大きい。しかし、電線共同溝事業に代表される電線類の地中化事業は、中心市街地や都市部の幹線道路を中心として進められ、高額な整備コストなどから、郊外部で電線類地中化が行われた事例は少ない。景観改善効果が大きく期待できる郊外部の無電柱化推進のためには、より安価で効率の良い施工技術が必要である。  無電柱化が進んでいる諸外国では、電線類地中化に電線類埋設用掘削機械を使用し、日本と比較して大幅に短時間で施工している事例がある。そこで、低コスト・高効率の電線類地中化技術検討のための基礎的研究として、海外で使用されている電線類埋設用掘削機械の実態調査を行ったので、これについて報告する。

[論  文]

無電柱化の推進に向けた景観的課題と方策に関する考察

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/高橋 哲生(地域景観ユニット)

土木学会 第13回 景観・デザイン研究発表会

●概要

 PDFファイル

日本では、これまで主に中心市街地や幹線道路などを対象として無電柱化事業が行われてきた。しかしながら、無電柱化率やその整備延長は、欧米やアジアと比較しても大きく遅れている状況にある。そのような中、無電柱化推進にむけた法整備や計画・設計の議論が活発になっているが、無電柱化の推進方策、期待される事業効果に関する調査・研究事例は乏しい。 本研究では、景観の観点から無電柱化の課題と要因を整理し、課題解決にむけた考え方を示した。その上で、景観の観点から無電柱化を推進するための方策について考察し、電線電柱に対する認識の転換や、無電柱化を実施する新たな枠組み等に関する提案を行った。

[論  文]

SD法に比較・順位要素を加えた景観評価手法の試行 〜公共事業の景観評価に向けて〜

田宮 敬士(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第13回景観・デザイン研究発表会

●概要

抄録 国土交通省所管公共事業において、景観検討の実施が原則化されたことから、現場レベルで採用できる景観予測・景観評価の技術支援が求められている。そのため、筆者らはこの技術支援を目的とし、適切な景観予測・評価技術のパッケージ化に向けた研究を進めている。 このうちの一つとして、本報告では公共事業に関する複数の画像サンプルを用いて被験者実験を行い、景観評価手法の違いが評価結果に及ぼす影響について分析を行った。その結果、計量心理学的評価手法の中で景観評価にも用いられているSD法、一対比較法、ME法に加えて、SD法に比較・順位要素を加味した新たな景観評価手法による景観評価を試行し、この新たな手法の有効性とその課題を確認した。

[論  文]

事業目的の提示による河川空間内の樹木維持管理に対する心理的印象の変化

柏谷 和久(水環境保全チーム)/藤浪 武史(研究連携推進監)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

土木学会 第13回景観・デザイン研究発表会

●概要

河川空間内の樹林は洪水流の安全な流下のため伐採等の維持管理が必要となる。しかし、河川景観の重要な一部分である樹林の伐採等については、河川利用者などから様々な意見が出るため合意形成に苦慮することがある。これは、河川管理に関する知識や経験の違いが、伐採等の維持管理による景観変化に対する心理的印象に影響を与えることも考えられる。そこで、維持管理目的の適切な提示により伐採後景観に対する心理的印象が改善できれば、事業への理解がより深まると考えた。  本研究は、河川敷地内の樹林を対象に、伐採等の維持管理の事業目的を提示することで、維持管理前後の心理的印象がどの程度変化するかをSD法により調査した。調査の結果、維持管理目的提示前と比べ提示後は、樹林の維持管理による心理的印象の改善効果がより大きくなった。また、維持管理前樹林の危険性の説明により、樹林の心理的印象が全体的に下がることも確認された。

[論  文]

寒冷地域における電線類地中化に向けた光ケーブル管路滞留水の凍結実験

大竹 まどか(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局)/吉田 智(北海道開発局)/高橋 哲生(地域景観ユニット)

第33回寒地技術シンポジウム

●概要

景観・防災等の観点から電線類地中化等の無電柱化が強く求められている。そこで、国土交通省の道路空間における埋設基準が緩和され、浅層埋設による低コスト化が可能となった。他方寒冷地では、凍結や凍上による電力・通信線や道路の機能障害に対する安全性を考慮し、その基準を適用できていない。しかし、その安全性は過大に見積もられている可能性もある。

そこで本研究では、実際の埋設管路の屈曲や満水になった状況を供試体で再現した屋外暴露実験を行い、管路内滞留水の凍結が通信性能へ与える影響の有無、及び滞留水がどのように凍結するのかについて考察した。

[論  文]

現地調査から把握した「道の駅」の計画・設計の現状と課題について

大竹 まどか(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(北海道開発局小樽開発建設部防災対策官付防災係長)/笠間 聡(地域景観ユニット)

寒地土木技術研究 第774号

●概要

 PDFファイル

本研究では、「道の駅」が抱える計画・設計上の課題や多様化する利用者や地域のニーズなどについて把握するため、「道の駅」の関係者に対する現地ヒアリングと現地調査を行い、その結果について整理・考察を行った。

[論  文]

寒冷地における通信ケーブルの浅層埋設に向けた管路滞留水の凍結実験

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局)

第32回日本道路会議

●概要

 PDFファイル

電線類地中化の低コスト手法の一つに、浅層埋設手法が挙げられる。H28.2月に埋設基準が緩和され、浅層埋設が可能となった。一方で、北海道のような寒冷地では、凍結や凍上による電力・通信線や道路の機能障害に対する安全性を考慮し、凍結深さより深い位置へ埋設している。このことが、施工費が高くなる原因となっている。  しかし実際には、凍結深よりも浅く埋設した場合にどのような支障がなぜ生じるかは把握されておらず、埋設深さの安全性が過大に見積もられている可能性もある。仮に浅層埋設でも支障のないケースがあれば、低コスト化につながる基準類の改訂を行う必要がある。

 そこで筆者らは、H27年度の道路会議において、管路内に滞留した水の凍結による体積膨張が通信性能に支障をきたすことが主な懸念事項であること、しかしながらそれを示すための管路内滞留水の凍結メカニズムや、支障の要因が明らかにされていないことを示した。

以上から、H27年度の室内実験により、管路内滞留水の凍結圧迫が光ケーブルの通信性能に影響を与えなかったことを確認した。その上で、本報告では実際の埋設管路の不陸状況や満水になった状況を供試体で再現し、屋外暴露実験を行ったので、その結果を報告する。

[論  文]

海外のケーブル埋設用掘削機械の活用について

小林 勇一(寒地機械技術チーム)/澤口 重夫(寒地機械技術チーム)/大竹 まどか(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議

●概要

日本の無電柱化は、防災、景観・観光、安全・快適の観点から推進されており、特に近年は「無電柱化の推進に関する法律」の施行など無電柱化推進に向けた動きがより一層進んでいる。無電柱化が進んだ諸外国では、ケーブル埋設用掘削機械としてトレンチャーを使用しており、日本の主工法であるバックホウ掘削と比較し、大幅に短時間で施工している事例がある。

そこで、低コスト・高効率の電線類地中化技術を検討する基礎資料とするため、ケーブル埋設用トレンチャーの仕様諸元の調査、および活用の検討を行った。

[論  文]

沿道景観を阻害する屋外広告物が広告効果に与える影響について

田宮 敬士(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議

●概要

屋外広告物に関しては、自治体の条例による規制や誘導が行われているが、規制の限界もあり依然として多くの屋外広告物が沿道や観光地などに設置され、ときに地域の景観を大きく損ねている。そのため、広告主や広告事業者の主体的な取組みによる沿道環境の改善を促すことも必要と考える。一方、沿道景観や地域の魅力を低下させる屋外広告物は、広告効果自体にも負の影響を及ぼす可能性があり、これを示すことが出来れば広告主等の主体的な取組みによる沿道環境の改善に有効となる。

そこで、本研究では屋外広告主の自主的な取り組みや自治体の景観行政の支援を目的に、沿道景観を阻害する屋外広告物が広告効果などに与える影響を把握するために実施した被験者実験について考察する。

[論  文]

海外における「道の駅」による地域開発の可能性と課題について

松田 泰明(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議

●概要

 PDFファイル

「道の駅」は、快適な沿道休憩施設としてだけでなく、観光貢献など地域の重要な振興施設として、今では国内に1,117駅(2017年4月現在)を数え、年間の購買者数だけでも2億人を超える社会インフラとなっている。他方、日本の協力により、海外においても「道の駅」をモデルとした沿道施設が、アジア地域や遠くはアフリカなどにも整備されている。

本報告では、これまでの著者らの研究や技術指導および4年間のJICA課題別研修への参加協力の経験をふまえ、海外における「道の駅」による地域開発の可能性と国際協力に向けての課題について述べる。

[論  文]

「道の駅」の現地調査から把握した計画・設計時の配慮事項について

大竹 まどか(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(北海道開発局小樽開発建設部)

第32回日本道路会議

●概要

「道の駅」は、道路利用者の沿道休憩施設としてだけでなく、観光や地域の振興にとっても重要な施設となっている。他方、「道の駅」は地域性や独自性が強く意識され、施設全体の設計自由度が高いことに加え、計画や設計を支援する技術資料が存在しない。そのため、各自治体などの担当者は「道の駅」の計画や設計に苦慮し、専用施設であっても機能や魅力が十分でない事例や、多様化するニーズに対応できていない事例もみられる。

そこで本報告では、「道の駅」の現地調査や関係者に対するヒアリングにより「道の駅」の計画・設計上の現状と課題について調査し、その結果を配慮事項としてまとめたので報告する。

[論  文]

街路樹の更新による景観機能の変化に関する被験者実験

橋 哲生(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局)/葛西 聡(地域景観ユニット)

第32回日本道路会議

●概要

 PDFファイル

街路樹は、景観形成や快適な街並みの創出などに大きな役割を担っているが、道路整備時に植えられた街路樹は年数の経過とともに大きく生長する一方、老朽化する樹木も少なくない。昨今では、台風などによる倒木の被害も相次ぎ、更には、維持管理コスト削減の観点から、剪定回数を減らすための過度な剪定により、樹勢の衰退や枯死を招き、樹木の健全度や景観など、街路樹の機能低下を招いている事例も見受けられる。

本報告では、効果的なマネジメントに向けて、街路樹の更新に資する、樹高・樹形の違いによる印象評価実験を実施したので、その結果と考察を述べる。

[論  文]

札幌市内の街路樹の現状と景観機能の変化に関する被験者実験

橋 哲生(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局開発監理部開発連携推進課開発専門官)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(寒地交通チーム)

寒地土木技術研究 第773号

●概要

 PDFファイル

本報告では、樹木医による精密診断の対象となる街路樹の樹木本数低減等、効率的な維持管理を行うための道路管理者による初期診断の点検項目の検証を行うとともに、成長しすぎた街路樹を更新することによる効果について、印象評価実験の結果から考察する。

[論  文]

公共空間を利用したフットパスの課題

太田 広(技術開発調整監)/笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

日本計画行政学会第40回全国大会

●概要

(作成中)

[論  文]

自然・田園域における通信線が景観へ与える影響と単独埋設の有効性について

松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/井上 利一(NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク事務局長)

寒地土木技術研究 第771号

●概要

 PDFファイル

本稿では、現在増加している通信線を対象に、自然・田園域における景観への影響や、通信線のみを単独埋設する有効性について考察し、この手法に一定の効果があることや、その際の対策箇所選定の考え方などを示した。

[論  文]

観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」の仮説について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

寒地土木技術研究 第771号

●概要

 PDFファイル

地方創生や観光振興に力が注がれる昨今、地域の魅力向上は重要な課題である。そのような中、地域にとっての共通インフラである「屋外公共空間」の質や魅力は、地域の魅力に大きな影響を与える。筆者らは過去に、国内で評価の高い温泉街型観光地の屋外公共空間に関する現地調査を行い、それらの間に「6の共通点」があることを見出し、筆者らはこれらを観光地の魅力向上に寄与する「屋外公共空間の6のパターン」として仮説づけた。

本研究では、これらのパターンについて、国内の20程度の観光地について適合を調査した結果を示し、「6のパターン」と観光地の魅力の関係について考察を行う。さらにこれらをもとに、「6のパターン」の妥当性と、観光地の評価手法としての有用性について考察を行う。

[論  文]

北海道の高規格幹線道路に設置されたカラマツ製立入防止柵の劣化状況調査について

笠間 聡(地域景観ユニット)/小林 裕昇(地方独立行政法人北海道立総合研究機構 林産試験場)/今井 良(地方独立行政法人北海道立総合研究機構 林産試験場)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第16回木材利用研究発表会

●概要

北海道の高規格幹線道路に設置されたカラマツ製の立入防止柵(防腐剤加圧注入処理、設置後9〜16年経過)について、ピロディン等を用いた腐朽劣化状況の調査を行った。 結果、ACQ加圧注入処理カラマツ材について、設置9〜12年程度では地際部を除き腐朽劣化はほとんどないことなどが確認され、地際部等一部の構造を工夫することで構造物全体としての耐用年数を飛躍的に伸ばせる可能性などが確認された。一方で、設置後12年以下の木製柵と13年以上の木製柵とでは腐朽劣化の傾向に大きな差がみられ、これには防腐処理等の仕様の違いが影響している可能性がある。このため、設置後13年以上の長期の耐久性については正確な知見は得られなかった。

[論  文]

沿道の屋外広告物が景観と広告効果に与える影響について 〜SD法を用いた被験者実験〜

田宮 敬士(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/二ノ宮 清志(北海道開発局網走開発建設部興部道路事務所)

寒地土木技術研究 第769号

●概要

 PDFファイル

沿道の屋外広告物が景観と広告効果に与える影響について〜SD法を用いた被験者実験〜 本研究は、屋外広告物が「沿道景観」や「地域の魅力」に与える影響と、屋外広告物が本来目的とする「広告効果」に与える影響との関係を示すことを目的として、屋外広告物から受ける印象に関する被験者実験を実施した。これにより、広告主や広告事業者による主体的な景観改善の理解と協力が期待できるのではないかと考える。

[論  文]

観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」の仮説とそれを用いた観光地評価の試行

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第55回土木計画学研究発表会・春大会

●概要

近年、「世界水準の観光地の形成」や観光地の魅力向上が言われるが、このためには観光地の魅力を効果的に引き上げるべく、これに寄与する観光地の屋外公共空間のあり方についても明らかにしていく必要がある。筆者らは、先行する研究において、国内のいくつかの温泉街型観光地とその屋外公共空間の現状に関する調査・分析の結果から、観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」について仮説を得た。

本発表では、この「パターン」の仮説を用いて新たに12の観光地の評価を試行し、その結果から、これらの「パターン」の温泉街型観光地以外の観光地への適用可能性、および、観光地の評価手法としての有用性について検討を行った。

[論  文]

沿道の屋外広告物が景観へ与える影響と広告効果に関する考察

松田 泰明(地域景観ユニット)/田宮 敬士(地域景観ユニット)

第55回土木計画学研究発表会・春大会

●概要

屋外広告物等に関しては、自治体の条例による規制や誘導が行われているが、規制の限界もあり依然として多くの屋外広告類が沿道や観光地などに設置され、ときに地域の景観を大きく損ねている。そこで、広告主や広告事業者の主体的な取組みによる沿道環境の改善を促すことも必要と考える。一方、沿道景観や地域の魅力を低下させる屋外広告物は、広告効果自体にも負の影響を及ぼす可能性があり、これを示すことが出来れば上記の主体的な取組みによる沿道環境の改善に有効となる。

そこで、本研究では屋外広告主の自主的な取り組みや自治体の景観行政の支援を目的に、屋外広告の景観へ与える影響と広告効果との関係などを把握するために実施した被験者実験について考察する。

[論  文]

寒冷地の浅層埋設を想定した光ケーブル管路滞留水の凍結実験と考察

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(北海道開発局開発監理部開発連携推進課開発専門官)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(北海道開発局小樽開発建設部防災対策官付防災係長)

寒地土木技術研究 第767号

●概要

 PDFファイル

無電柱化の整備コスト削減を目的として浅層埋設の全国的な普及が期待される一方で、北海道の様な寒冷地においては、凍結によるケーブル等への障害を防ぐ観点から、一般的に電線類を凍結深より深く埋設している。

本報告では、管路内滞留水の凍結が、管路に敷設されている通信用ケーブルに与える影響を検証することを目的とし、光ケーブルと水を挿入した管路の供試体を室内で凍結・融解させる基礎的な実験を行い、通信性能へ与える影響について分析した。また、その実験結果を受けて、今後北海道のような寒冷地においても浅層埋設を進める上で必要と考えられる調査事項や技術開発について考察した。

[論  文]

A Case Study on Footpaths Running Through Public Space in Hokkaido

太田 広/松田 泰明/岩田 圭佑

Urban and Regional Planning Review

●概要

本研究では、公共空間を活用した北海道のフットパスの実態やフットパスコースの設置、運営・維持管理上の課題を把握することを目的として、北海道の主なフットパスの資料調査及び現地調査、運営管理者へのヒアリング調査、利用者へのアンケート調査を行った。.

[論  文]

景観予測手法の違いが予測・評価結果に及ぼす影響について−室内及び現地における景観予測実験結果をふまえて−

田宮 敬士/岩田 圭佑/松田 泰明

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会

●概要

国土交通省所管公共事業において景観検討の実施が原則化され、景観予測の重要性が示されている。しかし、具体的な予測手法の適用方法が明確に示されていない事から、現場で効果的に適用する上で課題がある。そこで本研究では、土木コンサルタントや行政の担当者らを対象として、予測手法に関する印象評価実験を室内及び現地で実施した。その結果、予測手法の情報量等の違いが予測結果に影響を及ぼすことを明らかにした。

[論  文]

寒冷地域における電線類の浅層埋設実現に向けた考察 ―光ケーブル管路内滞留水の凍結実験より―

大竹 まどか/岩田 圭佑/松田 泰明

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会

●概要

電線類地中化の整備コスト削減のため全国的に埋設基準が緩和された。一方、寒冷地では管路内滞留水の凍結膨張が通信性能に支障をきたすことを懸念し、未だ地盤の凍結深より深い位置へ管路を埋設している。しかし、実際に支障が生じるのか否かは把握されていない。そこで管路内滞留水の凍結に着目した実験を行い、凍結メカニズムや凍結による通信障害の有無を検証した結果、寒冷地でも浅層埋設できる可能性があることを確認した。

[論  文]

無電柱化事業における景観形成の効果発現に関する考察

岩田 圭佑/松田 泰明/高橋 哲生

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会

●概要

近年、無電柱化推進法案の成立など、無電柱化推進の機運が高まっている。一方、限られた予算の中で事業効果を高めるための知見が求められているが、無電柱化の事業効果に関する調査事例は乏しく、特に景観向上効果の把握は、防災など他の無電柱化の効果と比較し、定義や評価が難しい。しかし、自治体等による景観まちづくりの一環として無電柱化を実施する機運が高まる中、今後、電線共同溝方式以外の枠組みで無電柱化を推進していくことが考えられ1)、無電柱化の景観面の事業効果を示す必要性は高まっている。

そこで本研究では、電線電柱類が景観に与える影響を把握するための被験者実験を行い、どのような場所でどのように効果が発現するのかについて整理考察した。

[論  文]

樹形・樹種の違いによる印象評価実験からみた街路樹の機能評価について−機能と維持管理をふまえたマネジメントに向けて−

高橋 哲生/松田 泰明

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会

●概要

街路樹は、景観向上機能、交通安全機能など様々な機能を有しており、これらの機能が総合的に発揮されることが必要とされる。しかし、樹木更新ができないことによる大木化や強剪定、適さない樹種が植えられていること等により、倒木や枯死を招く一因となっている。そこで、本研究では、街路樹の維持管理マネジメントの一環として、樹木更新に着目し、樹種の違いによる印象評価実験を実施したので、その結果と考察を報告する。

[論  文]

北海道の環境及び景観に適合した道路附属物等の色彩のあり方について −国土交通省「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」の策定を受けて−

笠間 聡/橋 哲生/松田 泰明

第61回(平成29年度)北海道開発技術研究発表会

●概要

平成29年10月に公表された「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」では、道路附属物等に望ましい色彩として、新たにオフグレーを追加した4色が提示されたが、北海道の道路環境は本州以南の地域や非積雪寒冷地とは大きく特性が異なる。そこで、既存事例の分析や色彩に関する印象評価実験を通じて、北海道の道路環境特性に適合した色彩のあり方について、検討および考察を行った結果について報告する。

[論  文]

A study on footpaths as an open space using regional resources for tourism in Hokkaido

太田 広/笠間 聡/松田 泰明/岩田 圭佑

The 33rd International Symposium on Okhotsk Sea & Polar Oceans 2018 / Proceedings of The 33rd International Symposium on Okhotsk Sea & Polar Oceans 2018

●概要

With the aim of clarifying problems concerning construction, management and maintenance of footpath courses using regional resources for tourism, this study selected three footpaths in Hokkaido to carry out their case study. To grasp detailed characteristics of land where a footpath course is laid across, three cases of footpaths were defined by land use according to GPS-based on-site surveys.

[論  文]

地域の自然的環境をつなぐフットパスコース設定に関する基礎的研究

太田 広/笠間 聡/松田 泰明/岩田 圭佑

土木学会北海道支部平成29年度年次技術研究発表会 / 平成29年度土木学会北海道支部論文報告集

●概要

英国のフットパスをモデルに、各地でフットパスを整備する事業が展開されるようになり、地域活性化に向けた新たな資源と期待されている。本報告では、河川、道路、都市公園等を利用した北海道のフットパスの実態やフットパスコースの設定、運営・維持管理上の課題について議論する。

[論  文]

農村・自然域の景観向上に寄与する無電柱化のための電線類埋設用掘削機械に関する基礎調査

大竹 まどか/小林 勇一/岩田 圭佑/田所 登/澤口 重夫/太田 広

平成29年度日本造園学会北海道支部大会

●概要

日本の沿道には多くの電線電柱類が存在し、景観の魅力を低下させ、観光振興にも影響を与えている。特に農村域や自然域など、開放的な沿道景観ではその影響は大きい。しかし、高額な整備コストなどから、市街地以外での無電柱化事業の事例は極めて少ない。無電柱化推進のためには、より安価で効率の良い施工技術が必要である。

そこで、低コスト・高効率の電線類地中化技術を検討する基礎資料とするため、農村・自然域でも無電柱化が進んでいる諸外国において使用されている電線類埋設用掘削機械の実態調査を行った。また、当該機械を用いて道路路盤における掘削試験を実施した。

[論  文]

街路樹の更新による印象評価実験に関する考察

高橋 哲生/蒲澤 英範/松田 泰明/佐藤 昌哉

平成29年度日本造園学会北海道支部大会

●概要

街路樹は、景観向上機能をはじめ、交通安全機能・緑陰形成機能など、様々な機能を有しており、これらの機能が本来、総合的に発揮される必要がある。しかし、昨今における街路樹は、年数の経過とともに大きく生長する一方、老朽化する樹木も少なくない。さらに、台風などによる倒木の被害や、過度な剪定により、樹勢の衰退や枯死を招き、街路樹の機能低下を招いている事例も確認されている。

 本報告では、街路樹の維持管理を行う上での効果的なマネジメント手法の提案を行うため、更新直後から成長木に至る過程を想定した樹高の違いや、剪定の影響による樹形の違い等による印象評価実験を実施したので、その結果と考察を述べる。

[論  文]

公共空間を利用したフットパスの課題

太田 広/笠間 聡/松田 泰明/岩田 圭佑

日本計画行政学会第40回全国大会

●概要

(準備中)

[論  文]

Utility Line Undergrounding Projects in Japan: Changes, Benefits and Detriments

岩田 圭佑/松田 泰明

Internatinal Conference of Asia-Pacific Planning Societies

●概要

本研究では、我が国でこれまで行われてきた無電柱化事業に関連する計画や事業規模の変遷を示すこと、および無電柱化による景観向上・観光振興効果を分析することを目的として、無電柱化事例の収集および画像サンプルを用いた室内での印象評価実験を行った。

[論  文]

A Case Study on Footpaths Running Through Public Space in Hokkaido

太田 広/松田 泰明/岩田 圭佑

International Conference of Asian-Pacific Planning Societies

●概要

本研究では、公共空間を活用した北海道のフットパスの実態やフットパスコースの設置、運営・維持管理上の課題を把握することを目的として、北海道の主なフットパスの資料調査及び現地調査、運営管理者へのヒアリング調査、利用者へのアンケート調査を行った。.

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【平成28年度】

[論  文]

ルーラルエリアにおける通信線の景観への影響と単独埋設の有効性について

松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/井上 利一(NPO法人電線のない街づくり支援ネットワーク)

土木学会論文集D3(土木計画学)Vol.72 No.5[土木計画学研究・論文集33巻]  2016.12

●概要

 PDFファイル

我が国の沿道には多くの電線電柱が存在し、景観の魅力を低下させ、観光振興にも影響を与えている。さらに、近年の通信需要への対応により通信線が増加し、新たな電柱も設置され、さらなる景観悪化を招いている。特に自然域や田園域など、開放的な沿道景観ではその影響は大きい。しかし、高額な整備コストなどから、市街地以外での無電柱化事業の事例は極めて少ない。一方、通信線は配電線に比べて無電柱化のコストが安く、地上機器も必要ないことから整備のハードルは相対的に低い。

本稿では、現在増加している通信線を対象に、ルーラルエリアにおける景観への影響や、通信線のみを埋設する単独埋設の有効性について考察し、この手法に一定の効果があることや、大幅なコスト縮減の可能性があること、さらに効果的な対策箇所選定の考え方などを示した。

[論  文]

積雪寒冷地の季節変化と機能を踏まえた道路施設の色彩について

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所 道路環境研究室)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

 PDFファイル

土木施設には、期待される機能の観点から望ましい色彩が存在すると考えられるが、整備する施設周辺の環境の中で、その機能を発揮する必要がある。しかし、土木施設の色彩に関する基準類では、地域特性や季節変化が考慮されていないため、現在、使用されている道路施設の色彩が、積雪寒冷地の道路施設周辺の環境において、その機能を十分に発揮していない可能性がある。そこで、当研究所では、現場での色彩設計の技術支援を目的に、積雪寒冷地における道路施設の機能と景観の向上に寄与する効果的な色彩設計について研究を進めている。

本報告では、積雪寒冷地の北海道における道路施設周辺の環境色の季節変化と道路施設の色彩の関係を把握するため、季節毎に撮影した道路景観写真を用いて道路施設のカラーシミュレーション画像を作成し、一対比較法による被験者評価実験を実施したので、その結果について報告する。

[論  文]

温泉街型観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の「パターン」に関する分析

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

観光振興や観光地としての魅力向上、特に近年課題となっている滞在型観光の促進や観光地における滞在時間の向上を考える上で、観光地の景観や空間の質や機能は重要である。しかしながらこの点で、日本の観光地の多くは海外の観光地に見劣りし、一方で、真に観光地の魅力向上に寄与するような観光地の改善にうまく投資ができていない。  本研究は、筆者らが先行研究において提案した「観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間の6つのパターンの試案」をベースに、追加の事例分析等を通じて、観光地の魅力向上と屋外公共空間の関係について新たに分析と考察を行い、「6のパターン」の観光地の診断方法としての有効性について検討を行ったものである。

本研究とこれに続く成果により、今後観光地の効果的な魅力改善が全国で進められるよう、貢献できることを期待している。

[論  文]

沿道の屋外広告物が景観へ与える影響と広告効果との関係に関する被験者実験

田宮 敬士(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

 PDFファイル

抄録 沿道の屋外広告物は、景観への影響が大きく、国交省の調査結果では、「残したくない景観」として上位に挙げられている。こうした背景から全国各地の自治体で屋外広告物条例等が定められているが、十分な景観向上効果を発揮していない状況も散見される。その原因として、条例による規制の限界等が挙げられる。本研究の目的は、周辺景観を阻害し地域の魅力を低下させる屋外広告物は広告効果が低いことを示し、それにより広告事業者の自主的な取組みによる周辺景観の改善を促し、地域の魅力向上と行政支援に貢献するものである。

本報告は、代表的な景域に分類した写真等を基に、条件を変えた屋外広告物を掲示したサンプル資料を用いて被験者実験を行い、屋外広告物が周辺景観に与える影響や地域イメージの低下と屋外広告物への印象との関係について取りまとめたものである。

[論  文]

観光地の屋外公共空間の魅力に寄与する”パターン”の試案を用いた観光地評価の試行と有効性の検証

松田 泰明(地域景観ユニット)/笠間 聡(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

 PDFファイル

観光振興や観光地としての魅力向上、特に近年課題となっている滞在型観光の促進や観光地における滞在時間の向上を考える上で、景観・空間の質や機能は重要である。しかしこの点で、日本の観光地は海外の観光地に見劣りしている事例が多い。

本研究は、観光地の屋外公共空間を対象に、観光地の魅力に寄与する要素や要因を明らかにし、観光地の効果的な魅力向上手法について知見を得ることを目的としている。筆者らはこれまでに、評価の低い国内のいくつかの温泉街型観光地の現状調査を行い、それらの観光地の共通点から、魅的な滞在型観光地に求められる屋外公共空間の要件について、6つのパターン(仮説)の整理を行っている。

本報告ではこの6つのパターンについて、温泉地以外の観光地に適用を試行することにより、これらのパターンの有効性の検証と新たなパターンの提案を試みる。

[論  文]

景観まちづくりにおける無電柱化の事業効果に関する事例分析

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)

土木学会 第12回景観・デザイン研究発表会  2016.12

●概要

 PDFファイル

これまで、景観を生かした観光や地域振興などのまちづくりを目的として、無電柱化事業が多く実施されてきた。昨今、無電柱化推進の機運が高まる中、これまでの事例をレビューし、景観まちづくりにおける無電柱化の景観向上効果やまちづくりへの波及効果を整理することは、今後の無電柱化事業の路線や手法を計画・検討するうえで有意義な知見と考える。

本研究では、景観行政団体をはじめ、伝建地区や歴史まちづくり法認定都市、NPO法人「日本で最も美しい村」連合の加盟自治体などの市街地や農村自然域を対象として、景観まちづくりを主たる目的とした国内の無電柱化事業50事例を抽出・整理した。また、それらの対象範囲や事業目的に着目して、“特定シーンの景観”、“ルート全体のシークエンス景観”、“エリア全体の景観”等の景観向上効果やまちづくりへの波及効果について考察した。

[論  文]

寒冷地における道路緑化を考慮した街路樹のマネジメント技術に関する研究

蒲澤 英範(地域景観ユニット)

第14回環境研究シンポジウム  2016.11

●概要

景観形成や沿道環境の保全に街路樹は大きな役割を担っており、近年は都市戦略を考える際や快適な街並みの創出にもその必要性が増しています。また道路整備が盛んに行われた時代から約40年が経過し、当時植えられた街路樹は大きく成長しています。それに加え、老木化が進行している街路樹も少なくありません。 一方,近年の維持管理コストの大幅な削減から、街路樹の過度なせん定により樹木の樹勢や健全度が低下し、枝葉が広がりやすい状況です。

しかしながら早生な樹種を生長の遅い樹種への転換も行われていないため、景観向上機能などの道路緑化機能が損なわれている例も見受けられます。 そこで、安全で良好な道路空間の創出を目指し、街路樹の整備、管理、更新を効率的で効果的に行うためのマネジメント手法を提案します。

[論  文]

「道の駅」計画・設計の現状と課題について

吉田 智(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/笠間 聡(地域景観ユニット)

第54回土木計画学研究発表会(秋大会)  2016.11

●概要

 PDFファイル

「道の駅」は、道路利用者の沿道休憩施設としてだけでなく、観光や地域の振興にとっても重要な施設となっている。他方、「道の駅」は地域性や独自性が強く、施設全体の設計自由度が高いことに加え、計画や設計を支援する技術資料が存在しないこともあり、各自治体などの担当者は「道の駅」の計画や設計に苦慮し、休憩施設としての機能や魅力が不十分であったり、多様化するニーズに対応できていない事例も多くみられる。そこで、本研究では多様化する「道の駅」のニーズや機能に対応した、適切かつ一定水準の計画・設計技術の提供を目的として研究を行っている。

本報告では、「道の駅」の現地調査や関係者に対してヒアリングやアンケート調査を行い、これらから「道の駅」の計画・設計上の現状と課題について整理した。

[論  文]

形容詞の組合せが評価結果に及ぼす影響
〜SD法を用いた景観評価技術のパッケージ化に向けて〜

田宮 敬士(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

第54回土木計画学研究発表会(秋大会)  2016.11

●概要

 PDFファイル

国土交通省所管公共事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採用できる景観評価の手法が示されておらず、その確立が求められている。本研究では、客観的かつ定量的な評価手法として古くから用いられ、空間評価に一定の有効性が確認されているSD法(Semantic Differential法:意味微分法)に着目し、その調査設計から分析までをパッケージ化するための検討の一環として、形容詞の組合せが評価結果に及ぼす影響を分析した。その結果、評価対象の特性やコンセプトに応じた形容詞の組合せにおける留意点が明らかになった。

[論  文]

被験者数が景観評価結果に及ぼす影響
〜SD法を用いた景観評価技術のパッケージ化に向けて〜

佐藤 昌哉(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/松田 泰明(地域景観ユニット)/田宮 敬士(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

第54回土木計画学研究発表会(秋大会)  2016.11

●概要

 PDFファイル

国土交通省では平成19年以降、すべての事業において景観検討の実施が原則化されている。また近年、地域振興や地域活性化のため、景観を活用したまちづくりの必要性が高まっているが、現場レベルで採用できる簡易な景観評価の手法がないことから、これに対する技術支援が求められている。このため、筆者らは景観分野で客観的かつ定量的な評価手法として用いられているSD法(Semantic Differential法)について、その調査設計から分析までをパッケージ化しマニュアルとして提示することを目的とした研究を進めている。本報告では、SD法を用いた景観評価において、全体の評価傾向を説明しうる被験者の最低必要数を検証することを目的として、被験者実験を行った結果について報告する。

[論  文]

観光地の魅力向上に寄与する屋外公共空間のあり方に関する研究について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

平成28年度 日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2016.10

●概要

全国で評価の高い温泉街型観光地から6つを選び(黒川、由布院、有馬、城崎、加賀山中、野沢)、現地調査やヒアリング調査の結果から、その屋外公共空間の共通点の抽出を行ったところ、「6のパターン」が見つかった。  本研究はこれらの「6のパターン」を用いて具体のいくつかの観光地の評価を試行し、各観光地における「6のパターン」との適合状況や、それらと観光地の魅力評価との関係について分析を行ったものである。

結果からは、前述の評価の高い6温泉地の中でも野沢については「6のパターン」への適合点数が低いこと、道内の温泉街型観光地はおしなべてパターンへの適合点数が低いこと、それが観光地における再来訪意欲と正の相関を示すこと、温泉街に限らず小布施や小樽などの一般の観光地でも「6のパターン」への適合が観光地の高評価につながっている可能性があること、などが確認できた。

[論  文]

「道の駅」の地域振興効果と経営状況の関係に関する一考察

松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)

平成28年度 日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2016.10

●概要

「道の駅」は、今や沿道の快適な休憩施設としてだけでなく、重要な地域振興施設となっている。そのため多くの自治体では、「道の駅」の設置目的に地域振興効果を謳っている。この「道の駅」による地域振興効果を少しでも高めるために、効果の発現に経営状況がどのように影響するかを把握することは重要である。

そこで北海道内の「道の駅」を対象に、入り込み数や地場産品の売り上げなどの経営状況と地域振興効果の実感度との関係性についてアンケート調査を行ったのでこれらの結果について報告する。

[論  文]

SD法による景観評価において評価サンプルの作成方法が評価に及ぼす影響

田宮 敬士(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

平成28年度日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2016.10

●概要

国土交通省所管事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採用できる景観評価の手法が示されておらず、その技術支援が必要になっている。そこで寒地土木研究所では、客観的かつ定量的な評価手法として古くから用いられ、空間評価に一定の有効性が確認されているSD法(Semantic Differential法)に着目し、評価の対象・目的に応じて調査・設計から分析、結果の活用方法までをパッケージ化し、マニュアルとして提示するための研究を進めている。

このパッケージ化にあたっては、以下の項目の検討を行い、標準的な方法や実施上の留意点を整理する必要がある。@最適な評価サンプルの作成・提示方法、A評価結果の信頼性確保のために必要な被験者数、B適切な形容詞対の選定方法、C具体的な分析方法とその結果の解釈、D評価結果の計画・設計への反映方法。本研究では、このうち@を対象とし、評価サンプルの作成方法の違いが評価結果に及ぼす影響を印象評価実験により分析した。

[論  文]

道路施設の色彩に関する現状と課題について

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

第71回 土木学会全国大会 年次学術講演会  2016.9

●概要

 PDFファイル

土木施設における色彩の影響は大きく、不適切な色彩の採用は、景観へのダメージのみならず施設の機能低下をもたらす。しかし、土木施設の色彩設計に関しては、一般にその具体的な方法を示した技術的指針がないため、現場技術者は色彩選定に苦慮している。そこで、現場での色彩設計を支援するため、特に積雪寒冷地、高緯度地域において、道路施設の機能と景観の向上に寄与する効果的な色彩設計方法の提案を目的とした研究を進めている。

本論文では、そのうち、積雪寒冷地における道路施設の色彩の現状と課題を、現地調査及び画像解析により分析した結果を報告する。

[論  文]

電線電柱類の景観対策手法と景観向上効果について
―農村自然域を対象として―

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(国土技術政策総合研究所)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第71回 土木学会全国大会 年次学術講演会  2016.9

●概要

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近年、電線電柱が景観に与える影響を改善するべきとの世論の高まりをうけ、電線類地中化を低コストで進める手法なども検討されている。  電線電柱類が沿道の景観に与える影響は大きく、特に道路背景に美しい農村・自然景観を有する北海道では、その魅力を損なっている事例が少なくない。

 著者らは、土地制約が比較的少ない農村自然域において、「片寄せ(反対側への移設)」「セットバック(道路から離して設置)」「通信線のみ地中化」など、電線類地中化も含む、実現性が高く景観の底上げに寄与する手法についても提案してきた。

本研究では、北海道の農村・自然域を対象として、電線電柱類の評価項目を検討した上で、印象評価実験を実施し、@農村自然域と市街地等における景観向上効果の違いについてSD法による比較分析を行うと共に、A農村自然域における各景観向上策の有効性についてマグニチュード推定法により考察した。

[論  文]

暴風雪災害における避難施設としての「道の駅」と災害時のニーズについて

松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)/高田 尚人(寒地土木研究所)

第71回 土木学会全国大会 年次学術講演会  2016.9

●概要

 PDFファイル

2004 年新潟県中越地震にて、「道の駅」が避難場所や災害復旧、情報拠点として活用された。この経験から国土交通省では、休憩・情報提供・地域連携の3つの機能に加え、一部の「道の駅」について2007 年より防災拠点化を進めている。

また、多くが防災拠点化されていない中で、2011 年3 月の東日本大震災をはじめ、台風や暴風雪災害において避難施設として活用されるなど、避難者支援や復旧支援に大きく貢献した。  このため、「社会資本整備重点計画(2012.8.31 閣議決定)」や「国土強靱化政策大綱(2013.12)」においても、「道の駅の防災拠点化」が示されている。

本報告では、2013 年3 月の北海道オホーツク地域暴風雪災(死亡者9 名)における「道の駅」の避難者支援の状況をふまえ、これまで暴風雪災害に遭遇した道路利用者などにアンケート調査を実施し、「道の駅」の防災機能や災害時のニーズについて考察した。

[論  文]

積雪寒冷地における道路施設の色彩に関する現状と課題

小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

日本色彩学会第47回全国大会  2016.6

●概要

 PDFファイル

土木施設には、期待される機能の観点から望ましい色彩が存在すると考えられるが、施設単体の機能発揮だけではなく、整備する空間全体の景観にも配慮する必要がある。しかし、土木施設の色彩設計に関しては、一般に現場技術者が参照できる技術的指針がないため、不適切な色彩の採用による景観へのダメージだけでなく、施設の機能低下に繋がっている事例も少なくない。景観ガイドライン等における色彩の記述も限定的であり、さらに積雪寒冷地といった条件は考慮されていない。

そこで、施設の機能発揮と景観向上に貢献する効果的な色彩設計方法の検討に向けて、まず積雪寒冷地における環境色の変化と道路施設の色彩の関係を分析した。北海道の沿道特性の異なる5路線において、夏、秋(紅葉・黄葉期、落葉期)および冬に撮影した道路景観写真から15×10分割のモザイク画像を作成し、各モザイクの色相・明度・彩度を計測した後、ムーン&スペンサーの色彩調和論をもとに積雪寒冷地における道路施設の色彩の現状と課題を考察した。

その結果、環境色の季節変化が著しい積雪寒冷地においては、標準的に用いられているダークブラウンは環境色に対し調和的でない可能性が確認された。

[論  文]

温泉街型観光地の屋外公共空間の魅力に関する試行的な調査および分析

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第53回土木計画学研究発表会  2016.5

●概要

観光振興や、観光地としての魅力向上、特に近年課題となっている滞在型観光の促進や観光地における滞在時間の向上を考える上で、景観や空間の質や機能は重要である。しかしこの点で、日本の観光地は海外の観光地に大きく見劣りしているのみならず、実行されている改善の取組みの面でも効果的なものとなっていない事例が多くみられる。  そこで、滞在型観光を念頭に、魅力的な観光地の条件を外部公共空間の面から明らかにすることで、外部公共空間の効果的な改善と、観光地の魅力向上とに貢献していくことを考え、これに関する研究に取り組みはじめたところである。

本発表では、この目的のため行なった、国内のいくつかの温泉街型観光地とその屋外公共空間の現状に関する試行的な調査の結果と、これに基づく分析や考察の結果について報告を行う。

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【平成27年度】

[論  文]

現場で採用できる景観評価技術の提案について
−評価サンプルの作成方法が評価結果に及ぼす影響−

小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第59回(平成27年度)北海道開発技術研究発表会  2016.2

●概要

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国土交通省所管公共事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採用できる景観評価の手法が示されておらず、その確立が求められている。そこで、客観的な評価手法の1つであるSD法に着目し、その調査設計から分析までをパッケージ化するための検討を行っている。その一環として、紙媒体を用いた評価方法における評価サンプルの作成方法の違いが評価結果に及ぼす影響について報告する。

[論  文]

被験者評価に基づく歩行空間の魅力向上手法に関する分析と提案

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第59回(平成27年度)北海道開発技術研究発表会  2016.2

●概要

 PDFファイル

街路や広場などの歩行空間の魅力向上は地域に大きく期待されている一方、効果的でない整備もある。そこで、実在の歩行空間の写真等を用いたSD法に基づく被験者実験から、「歩行空間の印象」と「歩行空間の魅力」との関係に関する分析を行い、魅力的な歩行空間の要件について考察を行った。この知見が歩行空間の設計・整備に際し参照されることで、その効果的な魅力向上に寄与できると考えられる。これらについて報告を行う。

[論  文]

電線類地中化における寒冷地での浅層埋設手法に関する技術開発

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第59回(平成27年度)北海道開発技術研究発表会  2016.2

●概要

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電線類地中化の推進に向け、昨年度国交省が設置した「無電柱化低コスト手法技術検討委員会」において、整備コスト削減に寄与する埋設基準の浅層化が議論されている。一方、寒冷地の埋設基準では、地盤の凍結深以上の土被りが必要とされており、浅層化に向けた凍結や凍上に対する技術的検討が求められている。本研究では、寒冷地における埋設基準浅層化に向けた技術的課題や必要な技術開発について、国内外の調査結果から考察する。

[論  文]

道路施設の機能と色彩に関する現状と課題について

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

第59回(平成27年度)北海道開発技術研究発表会  2016.2

●概要

 PDFファイル

土木施設における色彩の影響は大きく、不適切な色彩の採用は、景観へのダメージのみならず施設の機能低下をもたらす。しかし、土木施設の色彩設計に関しては、一般にその具体的な方法を示した技術的指針がないため、施設の機能と景観に寄与する効果的な色彩設計の方法を提案する必要がある。そこで、道路施設を対象として、積雪寒冷地における環境色の季節変化を踏まえた色彩の現状と課題を、現地調査及び画像解析により分析した。

[論  文]

街路樹の景観機能に資する樹形管理の考え方と効果について
−北海道の道路緑化指針(案)の改訂に向けて−

蒲澤 英範(地域景観ユニット)/ 小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第59回(平成27年度)北海道開発技術研究発表会  2016.2

●概要

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良好な沿道景観の形成や環境保全に街路樹は大きな役割を担っている。しかし近年、台風等の自然災害による倒木の予防や落ち葉等が原因の沿道住民からの苦情により、過剰な剪定がなされている。その結果樹勢の低下や沿道の景観機能低下がみられる。そこで街路樹の樹勢や景観機能を維持する方法として、樹形管理が有効である事がわかった。また分かりやすい管理方法として目標樹形の設定の考え方とその効果について考察を行った。

[論  文]

路側式道路案内標識の活用に向けた報告

二ノ宮 清志(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)

第59回(平成27年度)北海道開発技術研究発表会  2016.2

●概要

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標識令における案内標識の設置方法(型式)の一つに、路側式が示されている。路側式は片持式と比較して「景観に与える影響が小さい」、「経済性に優れる」などのメリットがあり、それらを踏まえると、近年の採用事例は増えつつあるが、さらなる活用の余地があると考えられる。そこで本報告では、今後の路側式の活用に向けて、その設置が有効となる現地条件や、設置検討時に考慮すべき事項について、とりまとめを行った。

[論  文]

景観と調和する積雪路に有効なシェブロンマーカーの配置と配色について

二ノ宮 清志(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/宗廣 一徳(寒地交通チーム) /田 哲哉(寒地交通チーム)

ゆきみらい2016  2016.2

●概要

 PDFファイル

本報告では、シェブロンマーカーの景観性と機能性が調和する配置や配色に関して、現地実験やWEBアンケートを通じた考察を行った。

[論  文]

社会インフラツアーにおける土木遺産の活用とその効果に関する研究
−平成27年度土木遺産ツアー報告−

原口 征人((一社)北海道開発技術センター)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/今 尚之(北海道教育大学教育学部札幌校)

土木学会北海道支部 平成27年度年次技術研究発表会  2016.1

●概要

 PDFファイル

土木学会北海道支部では、選奨土木遺産委員会の活動として土木遺産ツアーを実施している。平成20年から年に1、2回、バスツアーにて、道央圏を主な実施場所にしている。本稿では、土木遺産ツアーの実施経験・知見を考察していき、土木施設を巡るツアーにより一般市民参加者の意識変容について明らかにし、土木の広報活動や教育活動がどのような意味を土木界にもたらすのかを考察する。

[論  文]

河川敷地内の樹林への枝打ち等による景観評価の変動

柏谷 和久(水環境保全チーム)/藤浪 武史(研究連携推進監)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

土木学会北海道支部 年次講演会  2016.1

●概要

(準備中)

[論  文]

SD法を用いた景観評価における評価サンプルの作成方法が評価結果に及ぼす影響

小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第11回景観・デザイン研究発表会  2015.12  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

国土交通省所管公共事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採用できる景観評価の手法が示されておらず、その確立が求められている。

そこで本研究では、客観的かつ定量的な評価手法として古くから用いられ、空間評価に一定の有効性が確認されているSD法(Semantic Differential法:意味微分法)に着目し、その調査設計から分析までをパッケージ化するための検討の一環として、評価サンプルの作成方法の違いが評価結果に及ぼす影響を分析した。

その結果、最も汎用性の高い紙媒体を用いた評価方法について、評価サンプル作成における画像の大きさ、画角、空間の利活用状況の留意点が明らかになった。

[論  文]

道路施設の色彩規定に関する基準類の現状と課題

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/
松田 泰明(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

第11回景観・デザイン研究発表会  2015.12  (地域景観ユニット)

●概要

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景観デザインにおいて、色彩はさまざまな効果や影響を及ぼす重要な要素の一つである。本来、土木施設にはその役割や期待される機能の観点から望ましい色彩が存在するが、施設単体の機能発揮だけではなく、整備する空間全体としての機能の最適化にも配慮する必要がある。

しかし、土木施設の色彩設計に関しては、一般にその具体的な方法を示した技術的な指針等は見当たらず、景観ガイドライン等にも記述は限定的である。そのため、不適切な色彩の採用による景観へのダメージだけでなく、施設の機能低下に繋がっている事例も少なくない。

そこで、筆者らは、道路施設を対象として、特に積雪寒冷地、高緯度地域において、機能と景観の向上に寄与する効果的な色彩設計方法を提案し、現場技術者が参照可能な技術資料として提供するための研究を進めている。本発表では、国内外で運用されている基準類における、色彩に関する規定や考え方の現状と課題について報告する。

[論  文]

道路付属施設の機能性と道路景観の相乗的な向上に関する考察

二ノ宮 清志(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/
田 哲哉(寒地交通チーム)/ 宗廣 一徳(寒地交通チーム)

第11回景観・デザイン研究発表会  2015.12  (地域景観ユニット)

●概要

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魅力的な景観が観光などを通じて地域振興に貢献しているなか、道路整備においても景観に配慮した対応が求められている。一方、道路空間には案内誘導や注意喚起など、道路利用者のニーズに応じた様々な機能が必要とされ、一般的に道路付属施設類の設置によって補われているが、それらは道路からの眺め(道路内部景観)に自然と入り込み、沿道に広がる素晴らしい景観の質を低下させることも少なくない。しかしながら道路景観の評価は、「道路付属施設から視覚的に感じる機能性」にも影響を受けていると考えられる。

そこで本発表では現道における実験を通じて、道路空間で発現される道路付属施設類の「機能性向上」に焦点をあて、よりわかりやすく、より走りやすい道路空間は景観の向上に資することを表現した。

[論  文]

サンプルの作成方法が評価結果に及ぼす影響
〜SD法を用いた景観評価技術のパッケージ化に向けて〜

小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第52回土木計画学秋大会  2015.11  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

国土交通省所管公共事業では、すべての事業において景観検討の実施が原則化されているが、現場レベルで採用できる景観評価の手法が示されておらず、その確立が求められている。

本研究では、客観的かつ定量的な評価手法として古くから用いられ、空間評価に一定の有効性が確認されているSD法(Semantic Differential法:意味微分法)に着目し、その調査設計から分析までをパッケージ化するための検討の一環として、評価サンプルの作成方法の違いが評価結果に及ぼす影響を分析した。 その結果、最も汎用性の高い紙媒体を用いた評価方法について、評価サンプル作成における画像の大きさ、画角、空間の利活用状況の留意点が明らかになった。

[論  文]

海外における無電柱化のためのケーブル埋設機械に関する基礎調査結果

田所 登(寒地機械技術チーム)/大槻 敏行(寒地機械技術チーム)/
山口 和哉(寒地機械技術チーム)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/
松田 泰明(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)

土木建設技術発表会2015  2015.11  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

防災・景観・観光の観点から電線電柱類の対策が求められている中、日本においてはこれまで主に市街地の幹線道路や観光地の歴史的町並みなどを対象とした無電柱化(主に電線地中化)が進められてきた。国土交通省においては「無電柱化低コスト手法技術検討委員会」(H26.9発足)において低コスト化につながる埋設方法の浅層化や直接埋設などの手法が検討されている。

日本国内において先進諸外国並の無電柱化率を達成するためには、高額な整備コストの大幅な削減や施工性の向上を図る必要があり「積雪寒冷地における浅層埋設技術」および「郊外部における専用の施工機械を用いた施工技術」についての検討が重要である。

そこで、寒地土木研究所では、凍上地域での非市街地における効率の良い掘削やケーブル埋設の方法を確立すべく、施工機械に求められる性能を把握して、効率的に電線の埋設できる専用機械の仕様を検討する予定である。 そのための事例収集として、海外で使用されているケーブル埋設用掘削機械の基礎調査を行った。

その結果、掘削+ケーブル直接埋設+埋め戻しの一連作業を行う専用機械や、バックホウやトラクタショベルのアタッチメントとして掘削のみを行う機械などが使用されていることがわかった。  本稿ではこれら機械の特徴や国内への適応の可能性について概要を報告する。

[論  文]

景観形成等の取組みの効果・発現の考え方とその評価手法に関する提案

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

平成27年度日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

事業の「効果」を適切に評価することへのニーズは高い。

本発表では、景観の効果に関する筆者らの過去数年の研究成果をもとに、景観の効果の発現プロセスモデルと、それをもとにした景観の効果とその評価手法について提案を行う。

[論  文]

走行実験からみた田園地域における道路のシークエンス景観の評価について

松田 泰明(地域景観ユニット)/兵庫 利勇(地域景観ユニット)/二ノ宮 清志(地域景観ユニット)

平成27年度日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

魅力的な沿道景観は重要な観光資源の一つである。そこで道路の計画や設計において、この地域資源である美しい沿道景観を上手く生かしていくことが重要となる。その際、道路利用者が安全快適に走行できるよう、必要な道路機能を確保しながら良好な道路景観にも資する道路空間づくりが求められる。

本研究では道路インフラが生み出す効果の一つとして道路景観に着目し、道路機能と景観が両立した効果的で効率的な道路景観の向上手法の提案を目指している。 本報告では、このうち道路(沿道)景観の評価手法の提案を目的に行った道路走行中のシークエンス景観の評価実験をもとに、被験者に共通する景観の評価やその評価に影響を与えている要因や要素について考察する。

[論  文]

農村・自然域の電線電柱類が景観に与える影響の評価分析手法について

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)

平成27年度日本都市計画学会北海道支部研究発表会  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

電線電柱類が沿道の景観に与える影響に与える影響は、道路背景に美しい景観を有する北海道では特に大きく、地域の魅力を損なっている事例が少なくない。特に近年では、「電線電柱類の増加」「道路占用の増加」など、電線電柱類が景観に与える影響が増加している。

一方、現場では、電線電柱が景観に与える影響をどのように捉え、適切な対策手法をとるかが求められるが、その際、様々な対策手法が、どの程度効果をあげられるのか、場所によってどの程度効果が異なるのかは把握されていない。

本研究では、北海道の農村・自然域を対象とした、電線電柱類の景観阻害を低減する景観向上策の評価手法を整理・提案するため、室内・現地において実施できるSD法などを活用した評価実験により景観向上策の有効性を分析するとともに、画像による評価手法の考察をおこなった。

[論  文]

無電柱化のためのケーブル埋設機械について

田所 登(寒地機械技術チーム)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/山口 和哉(寒地機械技術チーム)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

防災・景観・観光の観点から電線電柱類の対策が求められている中、日本においてはこれまで主に市街地の幹線道路や観光地の歴史的町並みなどを対象とした無電柱化(主に電線地中化)が進められてきた。日本国内において先進諸外国並の無電柱化率を達成するためには、高額な整備コストの大幅な削減や施工性の向上を図る必要があり「積雪寒冷地における浅層埋設技術」および「郊外部における専用の施工機械を用いた施工技術」についての検討が重要である。事例収集として、海外で使用されているケーブル埋設用掘削機械の基礎調査を行った。

本稿ではこれら機械の特徴や国内への適応の可能性について概要を報告する。

[論  文]

事例からみた災害時に求められる「道の駅」へのニーズについて

吉田 智(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/高田 尚人(寒地技術推進室道北支所)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

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「道の駅」は沿道の快適な休憩施設として整備されているため、自治体などの防災施設への位置付けがされていなかったり、指定管理制度の委託契約にも災害対応が規程されていない場合も多かった。そのため、災害を経験していない「道の駅」の中には、災害時のニーズや役割、対応の仕方などについて十分に理解していないことを調査で把握している。

本報告では、「道の駅」の関係者が災害時にどの様な対応が必要かについての理解と防災機能向上を目的に、「道の駅」へ避難した経験がある方々が、災害時に何を求めて「道の駅」に避難したかについて調査を行った。これらを踏まえ、災害時に求められる「道の駅」のニーズについて考察する。

[論  文]

走行実験による視覚的な評価からみた道路付属施設の適切な配置に関する考察

二ノ宮 清志(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/宗廣 一徳(寒地交通チーム)/田 哲哉(寒地交通チーム)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

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「シーニックバイウェイ北海道」や「日本風景街道」のような地域振興施策にみられるように、優れた道路景観は重要な観光資源であり、快適な走行環境の創出が必要となっている。 一方、道路空間には案内誘導や注意喚起などの様々な機能が求められ、道路付属施設類の整備により補われている。

しかし、これらの施設類は個々の基準やガイドラインなどに基づき設計・整備され、施設相互の関係性はあまり考慮されていないため、新たなニーズの発生と共に増加することはあれど、削減されることはまれである。また、設置基準等のない補助標識の中には、明らかに過剰な設置がされている例や、機能の発現度が不明瞭と考えられる例もある。

その結果、施設類が景観を損ねる要因となるばかりでなく、施設同士の重複・煩雑により分かりづらい・走行しづらいなど、走行環境の低下をもたらす可能性もある。

本報告は、研究テーマである景観と機能が調和する道路付属施設の配置1)に向けて、走行実験による視覚的な印象から、道路空間における評価が道路付属施設類の数や大きさ、統一感ある配置などと相関性が高いことを明らかにした。

[論  文]

景観形成の取組みの効果に関する評価手法について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

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美しい国づくり政策大綱の発表から10年、この間、景観検討の原則化を打ち出した「国土交通省所管公共事業における景観検討の基本方針」など、景観関連の施策は拡充が進んだ。

しかしながら、景観形成の取組みの効果に関する考え方や評価手法は十分に確立されておらず、公共投資削減等の逆境もある中、これが景観に関する取組みの推進・普及あるいは合意形成に際しての課題のひとつとなっている。

本報告では、筆者らが進めてきた景観形成の取組みが地域にもたらす効果の範囲やその評価手法に関する研究から、その成果として得た「景観の効果の発現プロセスモデル」と、これに基づいた取組みや事業の効果の評価手法の考え方について報告する。

[論  文]

街路樹の景観機能からみた樹形管理の有効性について

蒲澤 英範(地域景観ユニット)/上田 真代(北海道開発局)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

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道路空間において街路樹は、道路景観機能の向上をはじめ、歩車分離による交通安全機能、季節感、心理的やすらぎなど、良好な沿道環境の維持に寄与している。しかし、街路樹に期待される機能を低下させるような管理をしている事例もみられる。

例えば、本来、電線管理者等が鞘管を設置すれば剪定の必要がない街路樹が、架空線を避けて過度に剪定している事例や、剪定を要しない樹種であるナナカマドなどが、通行や標識等の視認性の阻害となっていないにもかかわらず剪定されている事例もある。こうした不適切な剪定は、景観機能の喪失だけでなく、樹勢の衰退や枯死を招く原因ともなる。

そこで、街路景観機能を維持しつつ、適切な剪定による管理方法の検討を目的に、街路樹の管理状態と景観機能の評価に関する印象評価実験を実施したので、その結果と考察を述べる。

[論  文]

寒冷地での電力・通信線の浅層埋設に関する課題と必要な技術開発について

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

国土交通省「無電柱化低コスト手法技術検討委員会(H26.9〜)」において、地中化の施工費用縮減に向けた浅層埋設手法や直接埋設手法の技術的検討が進められている。今後、無電柱化推進法案の制定を経て基準が見直されていくものと考えられる。一方で、北海道のような寒冷地では、凍結や凍上による電力・通信線の管路・ケーブル・道路機能の障害を防ぐ観点から凍結深さより深い位置への埋設が一般的であり、施工費が高くなる一因となっている。このことから、今後凍結深より浅い位置へ埋設する際の課題把握や技術開発が必要といえる。

そこで本研究では、国内外の埋設基準等の収集、国内の事業者等へのヒアリングに基づき、我が国の寒冷地で浅層埋設を行う際の配置場所・深さ・幅・材料等の技術的課題や必要な技術開発を整理した。

[論  文]

「道の駅」の経営状況からみた地域振興への貢献について

松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)/柴田 哲史(北海道開発局)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

「道の駅」は、沿道の快適な休憩施設としてだけでなく、観光貢献など地域の重要な振興施設となっている。特に北海道では二次交通の脆弱性に加え、観光資源がカントリーサイドに点在することから、道民はもとより国内外からのドライブ観光需要が大きく、道の駅が果たす役割は他の地域よりも大きい。そこで、これまで屋内外の休憩空間の快適性が滞在時間と売上に大きく影響することや、防災機能の向上にあたっても平時の基本機能の充実や空間への負の影響への配慮が重要であることなどを報告してきた。

今回の報告では、農水産物などの「産直品」やそれ以外の「地場産品」に着目し、物販を中心とした経営状況からみた地域振興への貢献について、北海道の「道の駅」を対象に調査を行った結果を基に考察した。

[論  文]

公共事業における効率的な景観検討のための景観評価技術について

小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第31回日本道路会議  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

国土交通省の「国土交通省所管公共事業における景観検討の基本方針 (案)」に基づく、すべての事業を対象とした景観検討実施の原則化や、地域における景観まちづくりへの取り組みの活発化を背景として、事業にあたっての景観の検討・予測・評価の必要性が高まっている。しかし、現場で景観検討に対応できる人材は限られており、専門家を交えた委員会レベルの検討ではない一般的な水準の事業においては、景観検討の実施が未だ困難な状況にある。そのため、現場レベルで採用できる簡易な景観評価技術を確立することにより、景観配慮や景観検討の普及を図っていく必要がある。

そこで、景観分野でも客観的かつ定量的な評価手法として古くから用いられ、空間評価に対する一定の有効性が確認されているSD法(Semantic Differential法)に着目し、現場で採用可能な技術として調査設計から分析までをパッケージ化しマニュアルとして提示するために、解決すべき課題を整理しパッケージ化に向けた調査を開始したので、現在取り組んでいる検討項目とこれまでに得られた知見について報告する。

[論  文]

北海道における道路付属物の最適配置に関する実道実験

宗廣 一徳(寒地交通チーム)/田 哲哉(寒地交通チーム)/二ノ宮 清志(地域景観ユニット)

交通工学  2015.10  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

「美しい国づくり政策大綱」の策定や「景観法」の公布を受け,景観に配慮した道路整備が求められている。しかし,近年,地方部の道路では,視認性の高い視線誘導施設や道路標識が乱立し過剰配置となる事例や,景観性を阻害する要因となる事例も散見されている。

本研究は,北海道郊外部の実道を対象とし,被験者20名の参加により,道路付属物の配置と沿道景観との調和性に関する実験を行った。実験は,実走行実験及びフォトモンタージュを用いた室内実験の2種類を行った。対象とした道路付属物は,区画線,視線誘導標,警戒標識,シェブロン,固定式視線誘導柱,案内標識等とした。実験ケースは,夏期・冬期の昼間及び夜間の4ケースとした。実験の結果,景観との調和性も考慮し,道路付属物配置は最小化することが望ましいことが示された。

[論  文]

河川空間の樹林等の維持管理における景観評価手法の活用

柏谷 和久(水環境保全チーム)/藤浪 武史(研究連携推進監)/ 岩田 圭佑(地域景観ユニット)

土木学会 第70回年次学術講演会  2015.9  (地域景観ユニット)

●概要

(準備中)

[報  文]

沿道景観を考慮したカーブ区間の案内誘導に関する標識配置実験

田 哲哉(寒地交通チーム)/宗廣 一徳(寒地交通チーム)/二ノ宮 清志(地域景観ユニット)

第51回土木計画学研究発表会  2015.6  (地域景観ユニット)

●概要

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日本風景街道やシーニックバイウェイ北海道の登録ルートは地域活性化や観光振興に寄与しており、快適な道路空間の整備は魅力ある地域を創生する上でも不可欠な要素である。他方、道路交通の円滑化の観点では、沿道風景に配慮しつつも標識等の道路付属物を基準に則して整備する必要がある。しかし、事故が懸念されるカーブ区間では、施設相互の関連性が考慮されずに多数の道路付属物の整備が進められ、情報過多となっている箇所も見受けられる。

本実験は、良好な沿道景観と標識等の道路付属物の適切な案内誘導機能の構築を目的として、当研究所が所有する苫小牧寒地試験道路のカーブ区間にて、道路付属物の配置変化に伴うドライバーの印象把握及び運転挙動の計測を実施した。結果、道路付属物の過度な配置数増加に伴い、情報判断量及び景観性の印象は低下した。カーブ認識地点はより遠方へ変化したが、車両の減速開始地点には大きな変化は見られなかった。

[論  文]

道路付属施設の機能評価からみた沿道景観の向上に関する考察

二ノ宮 清志(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/田 哲哉(寒地交通チーム)/宗廣 一徳(寒地交通チーム)

第51回 土木計画学研究発表会 (春大会)  2015.6  (地域景観ユニット)

●概要

 PDFファイル

「シーニックバイウェイ北海道」や「日本風景街道」のような地域振興施策にみられるように、優れた道路景観は重要な観光資源である。しかし、道路空間には案内誘導や注意喚起などの様々な道路付属施設が計画・整備され、これらが景観を損ねる要因ともなっている。さらに施設同士の重複・煩雑により走行しづらい・分かりづらいなど、道路機能の低下をもたらしている例もみられる。観光に資する道路を考えたとき、景観に優れ、道路付属施設の機能も適切に発揮された、快適で安全な道路環境が求められる。

本報告は、実道における被験者走行実験から、道路空間内の評価と道路付属施設類の設置状況を比較分析し、施設類の数や大きさ等が道路空間全体の評価と相関性が高いことを明らかにした。

[論  文]

評価形容詞対を用いた印象評価実験による魅力的な歩行空間の要件に関する研究

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

第51回 土木計画学研究発表会 (春大会)  2015.6  (地域景観ユニット)

●概要

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近年、地域活性化がさまざまな地域で切実な課題となり、歩行空間の魅力向上にも関心が高まっている。しかし一方で、歩行空間の整備内容と歩行空間の魅力との関係については、これまで十分に解明されておらず、魅力向上に効果的でないと考えられる歩行空間の整備も散見される。

本研究では、様々な歩行空間の実例写真や、それらを基にしたモンタージュ写真を刺激として、評価形容詞対を用いた印象評価実験を行い、歩行空間の魅力と、歩行空間の印象評価との関係について分析を行った。この結果から、歩行空間の魅力には、「自然的な」「つつまれた」「開放的な」の各印象が寄与していることを明らかにし、さらに、この歩行空間の評価構造について複数の歩行空間のタイプ別に比較検証することにより、その一般性を確認した。

[論  文]

ルーラルエリアにおける通信線の景観への影響と単独埋設の有効性について

松田 泰明(地域景観ユニット)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)/井上 利一(NPO法人電線のない街づくりネットワーク)

第51回 土木計画学研究発表会 (春大会)  2015.6  (地域景観ユニット)

●概要

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主な交通路である道路からの景観は、地域の印象に大きく影響する。しかし、我が国の沿道には多くの電線電柱類が設置され、これらが沿道景観の魅力を大きく低下させ、観光振興にも影響を与えている。さらに、近年の通信需要への対応などにより通信線が増加して新たな電柱も設置され、ますます景観悪化を招いている。特に自然域や田園地域など、沿道施設がほとんどなく開放的な沿道景観を有する地域ではその影響は大きい。しかし、無電柱化事業は極めて高額なコストなどから、市街地や伝建地区以外での事例は少ない。一方、通信線は配電線より低い位置にあり、太くより目立つが、通信線は配電線に比べて無電柱化の整備コストも大幅に安く、管理面からも整備のハードルは低い。

本稿では、景観への影響が大きく、現在増加している通信線を対象に、ルーラルエリアにおける景観への影響や、無電柱化を含めた効果的な対策手法とその有効性について考察した。

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技術資料・解説等


【平成29年度】

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【平成28年度】

月報[技術資料]

積雪寒冷地における道路施設の色彩について

吉田 智(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)/佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

No.763 2016.12

●概要

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(準備中)

月報[技術資料]

街路樹の景観機能に資する樹形管理方法について

蒲澤 英範(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

No.761 2016.10

●概要

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良好な沿道景観の形成や環境保全に街路樹は大きな役割を担っている。しかし近年、台風等の自然災害による倒木の予防や、落ち葉などが原因の沿道住民からの苦情、道路維持管理費の削減などにより、過剰な剪定がなされている。その結果、樹勢の低下や沿道の景観機能の低下がみられ、道路空間や地域の価値を向上させる街路樹の本来の機能が十分に発揮していない。 そこで本稿では、北海道において街路樹の道路緑化機能を維持する、効果的でかつ道路管理者が容易にせん定の適切性を判定する指標について整理を行った。

月報[技術資料]

電線類地中化における寒冷地での浅層埋設手法に関する技術開発

岩田 圭佑(地域景観ユニット)/蒲澤 英範(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)/吉田 智(地域景観ユニット)

No.758 2016.7

●概要

 PDFファイル

北海道のような寒冷地における電線類地中化の必要性と浅層化によるメリットについて考察するとともに、現在の基準類に関する調査を行った。その上で、管路の滞留水凍結により引き起こされるケーブルヘの影響に焦点をあて、ヒアリングや現地調査を行い、「管路の滞留水が凍結するとどのような影響があるのか」、「管路に水がどのように滞留するのか」、「管路への水の滞留は防ぐことができるのか」、「帯留水の凍結によるケーブルヘの影響はどのように防ぐことができるのか」、などについて考察した。

月報[解説]

豊かな都市づくりのための理論とそれに基づく分析例について

笠間 聡(地域景観ユニット)

No.757 2016.6

●概要

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近年、地方都心の活力低下が危機的な状況となり、 地域活性化や地方創生の推進か強く言われている。その際には、地域の魅力を高め、その地域に暮らすことの魅力を人々に訴求していくことが欠かせない。

では、その地域に暮らす魅力、その地域を選ぶ理由とはなんであろうか?

これには、個人個人の家族構成やライフスタイルの違いか大きく影響すると考えられ、なかなか統計的に示すことは難しい。しかし一例としては、住宅選択時に重視した項目を尋ねたところ、戸建住宅に住むファミリー世帯では「周辺環境や緑」の回答か最も多かったとする報告や、市民に同じ市域に「住み続けたい」と思う理由について聞いたところ、「自然環境が豊かである」「周辺の居住環境か良い」「長年住み慣れている」の各項目か、「日常の買い物が便利である」や「交通の便がよい」などの項目に比較して2倍前後の票を集めたとする地方自治体の調査報告などがある。

このことから、優れた都市環境が、地域の魅力の大きな一因となっていると考えられる。

本稿では、都市の魅力や都市環境の視点から、都市の望ましいあり方に関する代表的な理論のいくつかを紹介するとともに、それに基づく道内都市の分析例を紹介する。

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【平成27年度】

月報[技術資料]

生態学的混播・混植法による河川空間内の植生地の景観評価に関する研究

柏谷 和久(水環境保全チーム)/藤浪 武史(研究連携推進監)/岩田 圭佑(地域景観ユニット)

No.751 2015.12 (地域景観ユニット)

●概要

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生態学的混播・混植法は、主に河川敷地における植樹手法として1991年から50ha以上に及ぶ植樹活動を地元小学校と協働して実施してきた。

一方、河川堤防沿いの本植樹手法による植生地では、河川堤防上を散歩する地域住民や堤防周辺の家屋や農地への影響を鑑み、維持管理を実施している地域も少なくない。先駆性樹種同士の競争や持続性樹種への遷移過程において、多種多様な高木等が競争し生存適応 していく過程は、本植樹手法において重要である。

しかし、これら過程に対する理解の少なさや快適な生活環境の確保を求める周辺住民から樹木伐採の実施を求める意見が散見されている。さらに、観光客等の地域住民からの視点では、維持管理が適正に行われていない樹林地であるとの誤解を生じかねず、観光地域としてのイメージ毀損を懸念する意見もある。これらの意見を踏まえ、本植生手法の最終的な樹林形成や生態系形成を損なうことなく、景観に配慮した適正な維持管理を行っていくことも重要な行為となりつつある。

本研究では生態学的混播・混植法による植生地を対象として景観評価を行い、評価結果を踏まえた維持管理手法について提案を行うことを目的としている。

月報[技術資料]

評価形容詞対を用いた印象評価実験に基づく魅力的な歩行空間の要件に関する分析について

笠間 聡(地域景観ユニット)/松田 泰明(地域景観ユニット)

No.751 2015.12 (地域景観ユニット)

●概要

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国土交通省では、平成15年7月の「美しい国づくり政策大綱」以降、公共事業における景観配慮を適切に進めるための施策整備か進められている。しかしながら、景観検討や景観配慮の実施に際しての技術的支援は未だ十分ではない。 他方、地域では観光振興や中心市街地活性化か喫緊の課題とされ、市街地の回遊性の向上や賑わいの創出が求められている。

そこで本研究所では、そのような回遊性の向上や賑わいの創出といった課題に寄与するべく、道路や広場などの歩行空間を対象に、その設計技術の向上に向けた研究に取り組んできた。

月報[技術資料]

街路樹の管理状態が道路景観に与える影響について

上田 真代(北海道開発局)/松田 泰明(地域景観ユニット)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)

No.743 2015.4 (地域景観ユニット)

●概要

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街路次に代表される道路の緑は、沿道環境や景観の向上をはじめ、歩車分離等による交通安全機能、緑陰の創出、季節感、心理的やすらぎなど多くの役割を担っている。

しかし、街路樹の管理においては、街路樹に期待される機能を低下させるような管理もみられる。さらに近年、維持管理コストの縮減か求められ、剪定回数を減らすために過度な剪定か実施されるなど街路樹は厳しい状況に置かれている。 こうした剪定は、景観機能をはじめとする街路樹の機能の喪失だけでなく、樹勢の衰退や枯死を招く原因ともなり、コスト縮減か求められている状況において、維持管理費の増大に繋がる。

一方、街路樹は限られた空間に植栽されるため、大半の樹木か何らかの剪定を必要とされる場合か多いことから、街路樹の機能を保持し、発揮させるためには、管理目標となる櫛形を設定し、剪定により適切な樹形を維持していくことか有効となる。

そこで本稿では、街路景観の主要な構成要素となる街路樹の機能を維持、保全しつつ、効率的で適切な剪定による管理方法を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した、街路樹の管理状態と景観機能の評価に関する印象評価実験の結果および、その考察について報告する。

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ニュース・その他


【平成29年度】

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【平成28年度】

月報[研究所ニュース]

「北海道の道路緑化指針(案)」を改訂しました

佐藤 昌哉(地域景観ユニット)

No.760 2016.9

●概要

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(準備中)

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【平成27年度】

月報[報告]

第14回日中冬期道路交通ワークショップに参加して

伊東 靖彦(雪氷チーム)/遠藤 裕丈(耐寒材料チーム)/

藤本 明宏(寒地交通チーム)/三浦 豪(寒地機械技術チーム)/松田 泰明(地域景観ユニット)

No.750号  2015.11  (地域景観ユニット)

●概要

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平成27年7月20日から22日にかけて、第14回日中冬期道路交通ワークショップ(以下、ワークショップと記す。)が開催されました。このワークショップに寒地土木研究所から池田憲二所長ほか計6名が参加しましたので、その内容について報告します。

月報[Q&A]

街路樹の剪定管理について

上田 真代(北海道開発局)/小栗 ひとみ(地域景観ユニット)

No.745号  2015.6  (地域景観ユニット)

●概要

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平成27年3月に国土交通省が公表した「新たな国土形成計画(全国計画)中間とりまとめ」においても、国土の基本構想実現のための具体的方向性の中に、「美しい景観、魅力ある空間の保全、創出と活用」が掲げられており、道路景観の重要な構成要素としての街路樹が果たすべき役割も増大しています。

しかし、当然ながら生き物である街路樹は時間の経過とともに成長し、その形状を変えていくため、それらの機能を十分に発揮させるには、適切な剪定管理によって良好な状態に保つことが必要となります。 しかし残念ながら、実際には不適切な剪定によって、街路樹の機能が大きく損ねられている事例も少なくなく、たびたびマスコミ報道でも取り上げられています。このような過度な剪定は、樹勢の衰退や枯死を招く原因ともなり、短期間での樹木の植え替えが必要になるなど維持管理費の増大にも繋がります。

そこで本稿では、本来街路樹に求められる機能発揮の点から適切な剪定管理のあり方について、Q&A形式で解説します。

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雑誌投稿等


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